令和7年度2学期　氷丘南幼稚園

　ひおかサッカークラブのコーチに来ていただき、氷丘幼稚園の友達と一緒にサッカーを教えていただきました。
　まずはボールに足を乗せたり真上に投げてキャッチしたりし、サッカーボールに親しみ、的やゴールに向かってボールを蹴ることも楽しみました。最後はチームに分かれて勝負！「高く投げてキャッチできたよ」「いっぱい走って楽しかった！」「こんなに遠くからゴールに入った！」と“できた”“たのしい”の気持ちをたくさん感じていたこども達です。

　今年度は“ひおかのまち”をテーマに遊びを広げています。こども達はどんどんひおかの町への興味が深まり、「だいすき！」の気持ちが大きくなりました。
　幼稚園全体を「ひおかのまち」として、園外保育で行った日岡神社やお神輿を作って秋祭りを楽しんだり、自分たちが乗った加古川線を作って走らせたりと、大好きな町の中で自分たちの作ったもので友達と一緒に関わる姿が見られます。かき氷屋さんでは、オーダーを聞き、お客さんに喜んでもらえるように素材を選んだり試したりする姿が見られました。また、お花屋さんのクリスマスの飾りのワークショップでは、千日紅をはじめ様々な自然物やビーズ、リボンなどを用いて作る楽しさを味わい、お客さんにも好きなものを選んだり、3・4歳児に分かる言葉や方法を考えながら一緒にやってみたりする姿が見られ、嬉しく思います。

　氷丘幼稚園の友達と一緒に姫路水族館へ行きました。大きなバスにみんな大喜び！バスの中では、生き物クイズをしたり「バスごっこ」を歌ったりして水族館までの道のりを楽しみました。
　生き物に興味をもってほしいという願いを込めて事前に作成した水族館探検マップを見ていたこども達は、「この生き物地図で見たよ！」「ペンギンさんは泳ぐの上手！」と様々な生き物に興味津々で、探検マップに載っている生き物を見付けるたびに目を輝かせていました。
　生き物を見た後はみんなでお弁当タイム♪みんなで一緒に食べるお弁当は特別おいしかったですね！

　5歳児は、ひおかの町を調べ、毎日の生活の中でいろいろな人や場所と関わっていることを知りました。ものを繰り返し使ったり、新たなものに変身させて再利用したりとこれまで園生活でやってきたことや考えて試して遊んできたことが、町や人・ものを大切にすることやSDGsにもつながっていることに気付きました。競技では、こども達がその「発見した！」「やってみた！」こと、いろいろなものの使い道やマークの紹介をし、どちらがたくさん伝えられるかを競いました。自分の思いも友達の思いも大切にし、それぞれの考えを認め、ひとりひとり違うことも面白いと感じたこども達です。おうちの方に応援してもらい、「たくさんほめてもらった！」「かっこいいって言ってもらって嬉しかったよ！」と、達成感を味わい大きな自信に繋がりました。「ひおかのまち」に笑顔が溢れていましたね♪

　4歳児は日岡神社の秋祭りがあることや、「よーいやさー」、「えーっとえっと」と様々な掛け声があることにも気付き、興味が広がりました。段ボールや箱を使っておみこしを作り、友達と力を合わせて担いで遊びました。「よいやーせ」と声を掛け、息を合わせながらおみこしを担ぐ姿も見られました！友達と心を合わせておみこしを担ぐ難しさを感じながらも、一緒に力を合わせる楽しさを感じたこども達です。

　3歳児は、実際にお手紙をポストへ投函したり、郵便車やバイクを作って遊んだりしたことで、郵便屋さんへの興味がぐんと広がり、5歳児が郵便屋さんをしていた姿に憧れ、今度は自分たちが！と張り切ってお手紙をお届けしました♪「早くお届けしなくっちゃ！」「みんな待ってる！」と、“郵便屋さんになってお届けしたい！”と、郵便車やバイクを運転して届けました。園の近くに郵便バイクが通ると、「郵便屋さんだ！」「ごくろうさまです！」と身近な仕事への興味に繋がりました。

 氷丘幼稚園と合同で運動会をしました。今年度は「ひおかのまち」をテーマに遊び、その遊びが運動会の競技にも繋がりました。

　園でのクッキングで材料を計る経験やいろいろな重さを予測したり、比べたりして遊んできたこども達。赤い羽根の募金の意味や自分たちができることを考えた年長児は、朝の登園時に元気なあいさつとともに、募金のご協力を呼び掛けました。募金箱に入れてもらう度に「ありがとうございます！」のかわいい声が響き、募金箱を抱えながら、少しずつ重くなっていく変化を感じ、「みんなのお金の重さを計りたい！」という思いが出てきました。
計ってみると、なんと610グラム！「いっぱい集まったね！」「重たいね！」と友達と伝え合ううちに、「610グラムはお金の重さと、みんなの“困っている人を助けてあげたい”っていうやさしさの重さだね！」と感じた友達がいたことで、周りの友達も「ほんとうだ」と温かみを感じたこども達。この日の気付きはこどもからお家の方にもお知らせし、周りの大人の心もほっこりしました。
　遊びから芽生えた興味や関心が、数字や重さへの学び、豊かな感性へとつながっています。

　今年度は自分たちが住んでいる『ひおかのまち』をテーマに遊んでいます。加古川線の電車を作ったり、日岡神社のお祭りに興味をもったりしてきているこども達。そこで、みんなで加古川線の電車に乗って日岡神社へ行くことになり、どこに駅があるのか調べたり、時刻表があるということを知ったりして、電車への関心が深まりつつあります。氷丘幼稚園のお友達も一緒に行く園外保育にドキドキワクワクがいっぱいの大冒険となりました♪

　今年も小西先生に教えていただきながらダンスに挑戦しています！全員で大きな輪を作ったり手をつないだりして、みんなで一緒に踊ることの楽しさを感じました。
初めて過ごす氷丘幼稚園にワクワクしていたひまわり組ともも組でしたが、何度も来ているすみれ組は、得意気に案内をし、ほし組は照れながらも自分たちで考えた遊びを教えてあげていました。なかよしペアの友達を大勢の中から見つけられるくらい、親しみが深まってきています♪

　体操のコーチに来ていただき、体を動かして遊びました。3歳児はかえるジャンプやくま歩き、カニ歩きなどをして体を動かして遊びました。4歳児はロイター板を使ったジャンプや鉄棒のぶらさがり、5歳児は鉄棒の前回りやつばめに挑戦しました。
体を動かすことの心地よさを感じながら、「ジャンプの時は足グーだよ！」「手、足、手、足（かえるジャンプ）」とできた喜びを感じたこども達です。

　神栄先生に茶道の作法を教えていただきました。慣れない正座や普段と違う立ち振る舞いや言葉づかい、そして、抹茶と、初めて体験することも多かったようで、美しい所作や心の持ちようも教えていただく、貴重なひとときとなりました。
たくさんのボランティアの方にもお手伝いいただき、ありがとうございました。

　今年もこどものための音楽教室より角優奈先生方が、素敵な演奏を聴かせてくださいました。
また、今回は、“ピアノ”“ヴァイオリン”“コントラバス”“ベビーハープ”を実際に鳴らせてもらうという、園にはない楽器を
体験するサプライズがあり、ドキドキしつつ、感触と音の響きを確かめている姿がたくさん見られました。
万博のテーマ曲「この地球の続きを」やお馴染みの「ぼよよん行進曲」は、頭の上で丸を作ったり、ジャンプしたりして全身で音楽の楽しさや面白さを感じたこども達です。

　今年も甘庶先生にお越しいただき、陶芸教室をしていただきました。親子で粘土をこねたり型を抜いたりしながらの陶芸体験。会話も弾み、笑顔がこぼれていました。今回色付き粘土を貼ったものを2か月かけて乾燥させ、窯で焼いていただきます。どんな焼き物になっているか、楽しみですね♪

　敬老の日に合わせて、おじいちゃんおばあちゃんへの「ありがとう」「大好き」の気持ちを込めて手紙をかきました。
「おばあちゃんの好きなピンク色で字をかいたよ」「また一緒に公園で遊びたいな！」とおじいちゃんやおばあちゃんのことを想いながらかく姿が見られました。
　郵便屋さんごっこをして遊んでいるこども達は、「本物のポストだ！」「郵便屋さん来てくれるかな？」「ここに（集配）時間が書いてあるよ！」と大喜びでした。

　たくさんの祖父母の皆様にお集まりいただき、こども達と一緒に楽しいひと時を過ごしていただきました。
質問コーナーやふれあい遊び、ボール運びリレー競争などをして、笑顔の輪が広がりました♪
また、日本の伝統的な遊びを見せていただき、「コマ回すの、上手！」「あやとりでホウキができたよ、すごいね！」とこども達にとって、貴重な世代間の交流の機会となりました。