旧養田川

旧養田川は、区画整理事業の準用河川養田川のつけかえ整備に伴い、残された500mの川で、地元住民や子どもの意見を取り入れ「住民参加による川づくり」をテーマに整備されました。

養田穴田公園では、すぐ横を流れる新養田川から水を取り入れて、親水広場となっています。

新養田川側の取水口

穴田公園側の取水口


養田穴田公園は、2年生がまちたんけんで訪れるところです。川の水質浄化実験として利用されていた竹炭を見つけることができました。竹炭は、水質改善に効果があったと報告されています。



むかしは養田川にもホタルが飛び、えびを採り、川で遊び、大根を洗うというような生活の一部として川がありました。そこで、残る川を何とかしようということで平成10年の4月頃から町内会の役員が集まり、勉強会を積み重ねるようになったそうです。
整備の視点を「1.養田川の自然景観の再生 2.身近な生きものとのふれあい 3.川辺のコミュニティの形成-地域への愛着-」とし、「養田川の自然景観を取り戻し、そこに生息していた生きものを呼び戻す。護岸は可能な限り土、草とし、流れに変化を与える。あせらず自然に回復するのを待つ。そのための手助けはおこなう。」などの整備方針で取り組まれました。

裏にわ広場
法音寺の横にあります

町かど広場
浜国道のすぐ近くにあります

集いの広場
養田川合流地点にあります



中学校2年生の「トライやるウィーク」の活動として、養田川のなくなる区間での生物調査や水質調査が実施されました。また、若宮小学校の中庭には、養田川の生き物や植物を移してきたビオトープづくりが行なわれました。メダカ・タナゴ・ドブガイ・ホタル等が移されました。



法音寺横の旧養田川は、柳の木があったり、川底に石柱があったりして、風情があります。



旧養田川の両側は土や岩となっており、草やユキヤナギなどの植物がしげっています。



川の合流地点。左側が新養田川、右側が旧養田川です。
更新日:2023年10月17日