旧国鉄尾上駅跡地

更新日:2023年10月17日

国鉄高砂線尾上駅跡地の地図

 高砂線 (たかさごせん)は、かつて加古川市の加古川駅から高砂市の高砂駅までを結んでいた日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線です。1980年(昭和55年)の国鉄再建法の施行により第1次特定地方交通線に指定され、1984年(昭和59年)11月30日に全線が廃止されました。

高砂線路線図

 加古川の舟運を代替する目的で設立された播州鉄道が、舟運の物資集散地であった高砂と流域各地を結ぶ路線として開通させ、その後も貨物輸送を中心とした輸送体系が続きました。

車輪のモニュメント

 尾上駅があったところから少し西側のところに、車輪のモニュメントと石銘板があります。

銘板
尾上駅の歴史の説明書き

 説明板には次のようなことが書かれています。

  • 大正  2年12月  1日 播州鉄道加古川町~高砂口間開通時に開業 
  • 昭和18年  6月  1日 播州鉄道会社線全線鉄道省に買収され高砂線となる
  • 昭和59年11月30日 日本国有鉄道高砂線廃止
  • 昭和60年  4月  1日 国鉄高砂線跡地を市道平野尾上線として認定
  • 昭和63年  4月  1日 市道平野尾上線全線供用開始
  • 平成  5年  5月11日 旧国鉄高砂線尾上駅舎跡整備
山陽電車の下を通っていた
赤レンガの橋台

 山陽電車の下を通って、南側に出てすぐのところに尾上駅がありました。橋台は赤レンガ造りで歴史を感じます。高砂線が走っていたところは、「鶴林新道」という道路になっています。

フェンス内が走っていたところ

フェンス内が線路跡地です

山陽電車の横を走っていた

山陽電車と並行して走っていました

歩道橋から東側を見たところ

若宮小学校歩道橋から東側を見たようす

歩道橋から西側を見たところ

若宮小学校歩道橋から西側を見たようす

 廃線跡地をたどっていくと、旧国鉄高砂線のなごりが残っています。

残っている橋梁

さびた橋梁(きょうりょう)

枕木が見える

枕木(まくらぎ)が見えます

錆びついた踏切の柵

さびた踏切(ふみきり)の鉄さく

泊川を越える鉄橋

泊川をわたる鉄橋(てっきょう)

尾上飛行場への引き込み用地
尾上飛行場への引き込み用地跡

 国鉄高砂線から尾上飛行場に向かう引き込み線が計画されていましたが、実現されることはありませんでした。未成線(みせいせん)となった用地跡が今でも残っています。

車輪のモニュメント

この記事に関するお問い合わせ先

担当:若宮小学校
郵便:675-0025
住所:兵庫県加古川市尾上町養田218
電話番号:426-0862