令和7年度「加古川スマート探究学習」の実現に向けて【野口小学校】
10月31日(金曜日)
「加古川型スマート探究学習」の実現に向けて ~その3~
本市では『個別最適な学び』『協働的な学び』とICTの融合を目指した『加古川型スマート探究学習』を推し進めています。
その上で、Chromebookの使用は大変有効ですが、その中の『オクリンクプラス』は、学級内の意見集約と共有に向けて、大変有効なコンテンツです。
これは、その『オクリンクプラス』を活用した、1年生国語「たぬきの糸車」の授業です。
「いたずらものだがかわいい」たぬきと、おかみさんとの心の交流を描いた昔話ですが、たぬきのせりふや気持ちについてはほぼ書かれておらず、叙述を1年生なりに追って、その心情を豊かに想像する学習です。
「糸をつむいでいるたぬきは、どんなことをかんがえているのでしょう。」
まずは、自分の考えをワークシートにしっかり書いて・・・。
その気持ちを、『オクリンクプラス』に手書きで入力していきます。
すると、たくさんの意見は大きな字、少数意見は小さな字で一覧になります。
このモニターのワードをもとに、さらに詳しく聞いて、意見交流を図ります。
このようにすることで、少数意見も大切にできます。
さらに、たぬきの心情に迫るため、動作化も取り入れ・・・
子どもの意見で、板書がどんどん埋まっていきます。
「じゃあ、きょうのたぬきの『気もちノート』を書きましょう。」
単元最後の『すきなばめんプレゼント会』に向けて、今日の学びを記述しておきます。
このように、端末の活用だけでなく、「書く」活動も常時大切にし、積極的に取り入れています。
今後も、ICTというツールを活用しながら、『個別最適な学び』『協同的な学び』に注力した授業の在り方を教職員で研究し、子どもたちの「生きる力」育成に取り組んでまいります。
「自然学校新聞」をCanvaで・・・
9月22日(月曜日)~26日(金曜日)、5年生は自然学校に行きました。
友と過ごす5日間という多くの時間で、教科横断的に、また道徳・人権の観点からも、様々な学びを得る機会となりました。
それを現在、『自然学校新聞』としてまとめているところです。
今年度は、市教委からサポートを受けてChromebookに導入されたコンテンツ「Canva」を活用し、まとめています。
当日の行事は、野口小のホームページで振り返って・・・。
小見出し等もとても入力しやすいです。
写真もデータからピックアップしてはめ込んでいきます。
5,6年生はこのように、総合学習のまとめを今年度はCanvaを用いて行う予定です。
効率もよく、レイアウトも美しく仕上がりますが、それができるのも、3,4年生時の総合で、自分の力で書きまとめた土台があるからこそです。
このように全ての教科において、「書く」という作業と、ICT活用の両輪をもって学習を進めることに価値があると考えています。
10月9日(木曜日)
「加古川型スマート探究学習」の実現に向けて ~その3~
本市では『個別最適な学び』『協働的な学び』とICTの融合を目指した『加古川型スマート探究学習』を推し進めています。
その上で、Chromebookの使用は大変有効ですが、その中の『発表ノート』は、タッチペンで記入した文字が、そのままデータとして入力され、低学年でも大変使いやすい学習支援コンテンツです。
これは、その『発表ノート』を活用した、2年生国語「どうぶつ園のじゅうい」の授業です。
獣医である植田美弥氏が、自身が行う動物園での1日の仕事について、書き下ろした説明文です。
「ひっしゃのしごとで、いちばんおどろいたことをしょうかいしよう」
7つの筆者の仕事の中で、一番驚いたことと、その理由について『発表ノート』に入力してから授業を始めるので、授業者は子どもたちの意見を事前に把握することができています。
そしてそれをランキング形式でまとめ、「驚いたこと」を紹介し合いました。
発表を受けて、補助資料も映します。
このように資料を準備できるのも、児童の意見を事前に把握できているからです。
子どもの意見で、板書がどんどん埋まっていきます。
「『なるほど』と思った友だちの意見はありますか?
発表ノートで探してみてね。」
「〇○さんの、『ぼくも、サッカーの練習のときにわかったことを、植田さんのように日記に書いておきたい』というところが、『なるほど』と思いました。」
必然的に、自分の経験等と比べて書いてある文章に注目が集まります。
「じゃあ、『お話会』の原稿に最後、書き加えてみましょう。」
友だちの書きぶりを参考に、自分の原稿を仕上げていきます。
このように、端末の活用だけでなく、「書く」活動を大切にし、積極的に取り入れています。
今後も、ICTというツールを活用しながら、『個別最適な学び』『協同的な学び』に注力した授業の在り方を教職員で研究し、子どもたちの「生きる力」育成に取り組んでまいります。
10月2日(木曜日)
「加古川型スマート探究学習」の実現に向けて ~その2~
本市では『個別最適な学び』『協働的な学び』とICTの融合を目指した『加古川型スマート探究学習』を推し進めています。
その上で、Chromebookの使用は大変有効ですが、今学期からはそのコンテンツとして、MetamoJi ClassRoomが新たに導入されました。
これは、そのMetamoJi ClassRoomを活用した、6年生道徳「ピアノの音が・・・・・・」の授業です。
Bさんは趣味で毎日ピアノを弾いているが、隣に住むAさんは静かに生活したいと思っている。
そこでAさんはBさんに対し、裁判を起こそうとしているが・・・。
「もしBさんのように、『裁判を起こす』と言われたら、どう思いますか?」
MetamoJi ClassRoomで自作した「心のものさし」に、「もう弾くのをやめよう」なのか「今まで通り弾きたい」のか、今の自身の考え方についてポジショニングします。
それをもとに、意見交流を行います。
「もう弾くのをやめよう」を赤、「今まで通り弾きたい」を青の画面にするように指示したため、意見の分かれ方が視覚的にすぐにわかります。
意見交流のためには、自身の明確な根拠が必要です。
それをワークシートに記述させたことにより、交流の活性化が図られます。
ポジショニングは「もう弾くのをやめよう」か、「今まで通り弾きたい」かと、単純に意見を対立させるだけでなく、その意見の度合いまで表せるので、考えをより多く表出させることができます。
板書が子どもの意見で、どんどん埋まっていきます。
活発な意見交流のあと、再度「心のものさし」にポジショニングし、自分の、また友だちの考え方の変容を知り、それも受け止めて最後の「学習の振り返り」を書きました。
このように、端末の活用だけだけでなく、「書く」活動も大切にし、積極的に取り入れています。
今後も、ICTというツールを活用しながら、『個別最適な学び』『協同的な学び』に注力した授業の在り方を教職員で研究し、子どもたちの「生きる力」育成に取り組んでまいります。
9月9日(火曜日)
「加古川型スマート探究学習」の実現に向けて ~その1~
本市では『個別最適な学び』『協働的な学び』とICTの融合を目指した『加古川型スマート探究学習』を推し進めています。
その上で、Chromebookの使用は大変有効ですが、今学期からはそのコンテンツとして、MetamoJi ClassRoomが新たに導入されました。
これは、そのMetamoJi ClassRoomを活用した、3年生書写「点画の名前を覚えよう」の授業です。
一人一人に、課題が配信されました。
まずは『個別最適な学び』です。
「これはたて画、これはよこ画・・・」
自分のChromebookに、タッチペンで書きこんでいきます。
MetamoJiでは、やり直しや記述の移動、消去も簡単です。
教師はリアルタイムで、全員の進捗状況を確認することができ、それをモニターでも映せます。
青は『できた』、赤は『ヘルプ』と、子どもがサインを送っています。
『ヘルプ』とサインが送られたら、教師がそのシートに直接、ヒントや答えを書き込んであげることができます。
まさしく『ヘルプ』です!
次の課題に行きたいとき、特に伝えたいことがあるときは『先生に注目』画面を提示。
次の課題は「『はらい』がある漢字を書いてみよう。
さあ、いくつ見つけられるかな?
ここで『協働的な学び』の場面です。
教師が『見えない』を『見える』に変えると、友だちのシートを見て、参考にすることができます。
「友だちのを参考にして、めっちゃ増やすことができたよ!」
今後も、ICTというツールを活用しながら、『個別最適な学び』『協同的な学び』に注力した授業の在り方を教職員で研究し、子どもたちの「生きる力」育成に取り組んでまいります。







更新日:2025年11月04日