定例記者会見(平成27年6月22日)

更新日:2019年12月23日

会見要旨

【市長】

こんにちは。では、こちらから何点か先にご報告をさせていただきたいと思います。

 

  • 地方創生アイデア募集について

1つ目が「地方創生のアイデア募集」の件です。これは国の地方創生の流れを受けまして、市といたしましても10月を目途に地域版総合戦略の策定を目指しております。今後、有識者による会議も予定しておりますが、市民の皆さまからの広くいろいろなアイデアを7月15日(水曜日)まで募りたいと思っています。

観光振興や少子化対策まで幅広い分野になりますが、各市町でお客様の取り合いをしていても日本全体が良くなるわけじゃありません。競い合いの中から加古川市でやり始めたことが他市町にも真似されて広がっていき、日本全体が良くなるということに資するようなアイデアが出てくればと思っています。

 

  • 男女共同参画週間について

2つ目が「男女共同参画週間」についてです。6月28日(日曜日)に、湯川カナさんの講演会がございます。また、7月25日(土曜日)には「パパとママのみらいカフェ」というのが予定されております。「市政に奔走する3児のパパ参加」ということで私も参加させていただきます。

 

  • 公開事業評価について

3点目は「公開事業評価」です。いろいろと皆さまにも注目いただいている件でございますが、10月3日(土曜日)と4日(日曜日)に開催したいと思います。前回はバタバタと開催したこともありまして、市役所新館の10階の会議室でさせていただきましたが、今回は以前より注目度も上がってきていると思いますし、たくさんの方に来ていただきたいというのもありますので、市民会館の小ホールで開催する予定にしております。対象事業等は、これからの選定になりますが、8月の中旬から下旬頃にはどの事業について公開の場で事業評価を行うかを決めていきたいと思っております。評価基準などを細かく説明しますといろいろありますが、前回と同じように100万円以上の事業規模であったり、4年間以上続いてきている事業であったりといった基準を設けて、選定、絞り込みをしていく予定です。議会との関係という意味では、8月の終わりから議会もございます。決算審議をいただくタイミングのこの市議会で、事業選定自体は明らかになった状態で臨めるだろうと思います。ですので、議会でもその対象事業についてのご意見もあるかもしれません。

また、議会の方では行政側の公開事業評価とは別に、公開事業評価後に何らかの形で事業評価をされたいと聞いております。どのような形でされるのかは、議会でこれから検討されていくように聞いております。

それと、今回も公開事業評価の市民評価委員方式で、昨年度と同じくやらせていただこうと思っています。昨年度も1,000通の無作為抽出の案内を送らせていただいて、両日でそれぞれ30人弱参加いただきました。今年も基本的には同じ方法なのですが、昨年度は40代とかの若手の層が少し薄かったということもありましたので、できるだけ年齢層、男女を含めてバランスよく集まっていただくことを目指してやっていきたいと思います。もちろん前回、評価委員をしていただいた方にも、すでにトレーニングされた状態でいらっしゃいますので、引き続き参加いただくことも合わせて考えていきたいと思います。

 

  • かこタクシー・かこバスについて

4点目は「かこタクシー・かこバス」です。今年の9月で志方町の西牧の方を回っていた神姫バスの路線を廃止されるという連絡をいただいていました。廃止になりますと、これまであったものが無くなってしまいますので、「かこタクシー」の路線を少し志方の西の方もぐるっと回れるようにし、志方の中心部にある商店の辺りまで行けるようにして、それぞれの料金設定をしまして対応していきたいと思っています。地域の方には、その方向でいきたいというお声をたくさんいただいている状況です。まだ最終決定という段階ではありませんが、ほぼ調整ができている状態です。最終的には7月8日(水曜日)の交通事業者等が参加されている地域公共交通会議の場で承認をいただいた後、国に申請していくことになります。

合わせてバス停のネーミングライツも始めます。10月1日からの2年間、3年目以降は1年更新という形でお金をいただいて、かこタクシーなどのバス停に企業名とかの命名ができます。また、かこバスのバス停にも企業名などを合わせて表示するような形で、ネーミングライツ料をいただくようなことを目指しています。かこタクシーですと、平日の便数が23便ぐらいで、年間3万円。かこバスですと、駅南あたりでは61便以上が平日来るところもありまして、そういうところでは年間14万4千円をネーミングライツ料としていただきたいと思っています。7月1日(水曜日)から企業の募集を始めることにしています。

 

  • ふるさと納税(寄附金)の状況について

5点目は、6月15日(月曜日)から本格的にはじめました「ふるさと納税の記念品、返礼品の大幅拡充」の件です。ご好評をいただいておりまして、15日スタートだったのですが、21日までの段階で322件、寄附も405万円いただいております。この後、どういうペースに落ち着いてくるかわかりませんが、非常に好調な滑り出しです。参考までに、お肉関係が205件で63.7%。2番目に多いのがはちみつで59件18.3%で、一週間にして受付一旦停止です。想定以上に殺到しているということで品切れというか、これ以上はちょっと一旦待ってください、という状態です。再開を目指していきたいのですが、こういうふるさと納税を通じて地域の物産品のブランディングとか売上増を目指してきています。牛肉が多いのは想定通りですが、はちみつというのは意外と加古川市民の方もご存じなかったと思います。こういうのも一つ、ブランド化されていきつつあるプロセスなのかなぁというふうに受けとめています。当初、予算段階では400件ぐらいと想定していましたので、一週間にして322件。順調にきていると思います。
仕組み的には、市外の方から寄附をしていただく方が市としては潤うのですが、322件中、市外の方が282件で市外から思いのほかたくさんいただいております。

 

  • プレミアム付商品券の発売について

6点目は「プレミアム付商品券」です。これは加古川市も他と同じように2割のプレミアムを付けさせていただく予定で、7月1日(水曜日)とその週末、5日(日曜日)の2回に分けて、平日スタート、週末スタートという形で半分ずつ、5万セット、5万セットということにしております。1セットにつき2千円お得で、500円券24枚つづりです。これが一気に売り切れるといった状況が想定されますので、ちゃんとその辺は現場の対応を怠ることなくしなければと思っています。使える店舗が最終的には500店舗ぐらいという見通しになってきております。非常に使い勝手のいい商品券になろうかと思います。

 

  • 加古川まつり花火大会の有料観覧席について

最後に「加古川まつり」です。8月2日(日曜日)の花火大会ですが、このたび有料観覧席を公開事業評価の結果を受けて売り出しております。500席の枠がありますが、昨日(21日)の段階で128席ほど売れているようです。あと1カ月以上ありますので、500席いきたいと思っています。

私の方からは以上です。その他、なんでもご質問いただければと思います。

 

(記者)

ふるさと納税の一時停止っていうのは、お肉とはちみつと一緒でいいですか?

【市長】

はちみつだけです。

 

(記者)

地方創生のアイデア募集ですが、このリードのほうには「市民の皆さまから」というふうに書かれています。応募、提案できるのは市民に限るということでよろしいでしょうか。

【市長】

もちろん市にゆかりのあるという方もいらっしゃろうと思います。

(記者)

市外の方もOKということですか。

【市長】

むしろ市外に出てらっしゃる方にも、いろんな話をしていただきたい。

(記者)

その場合、市外の方からご意見をお聞きするということについて、どういう意義があるのかということについてご説明願えればと思います。

【市長】

市としての活性化というのは、これまでにもいろんな特区制度とか補助金制度とかたくさんある中で、それなりに市役所としてもやってきました。ですが今回、市内からの募集に加えまして、市出身者の方ですとか全く外の方ですとか、こういう地方創生の時代に加古川市のような中核的な都市に期待していただける方ですとか。いろんな方から、外部の視点というか他の地域での仕事や生活の経験、他の例なんかを踏まえたご意見をいただけることが非常に有意義だと思っています。

 

(記者)

18歳以上選挙権が引き下げられた法案が可決されました。市内にも当然高校がたくさんありますので、今後、高校生向けとか18歳、19歳の今まで選挙権がない方への啓発などは市の方で何かお考えですか?

【市長】

それも、これから急ぎ検討しなければならないと思っているところです。高校教育自体は県の方ですので、県が中心にされるとは思いますけれども、そうは言いましても、選挙関係の広報は広報誌も使って、ちゃんと呼びかけていかなければいけないと思います。これから対応していきたいと思います。

 

(記者)

一部で話題になっています97年の神戸市の連続児童殺傷事件の加害男性の本ですが、各地で閲覧禁止であったりとか、図書館で購入を控えたりとかいう動きもあるようです。明石市さんもそういう動きが出ているようですが、市としての対応とか検討は?

【市長】

犯罪被害者対応について、しっかりとどこまで市として出来るのかということを確認したいと思っているところです。既に表明されているところには、遅れをとっているのかもしれませんが、おっしゃるとおり大事なテーマだと思っています。

(記者)

また、追々検討されるということですね。

【市長】

はい。

 

(記者)

もうすぐ着任1年になられますけれども、感想はありますか?

【市長】

1年一回りで、だいたいその過ごし方、ペースというのはできてきました。また、この間もいろんな課題が次々とありましたので、市役所内部についても、どんな風に動いていただけるのかという感触もわかってきました。2年目に入りますので、特に来年の予算編成に向けてはさらにアクセル踏み込んでいけるようにしていきたいと思います。同時に来月は40歳になりますので、ちゃんとしっかり取り組んでいきます。

 

(記者)

終戦70年に何か考えていらっしゃることは?

【市長】

特段の事業とかは今のところありません。

 

(記者)

先ほどの神姫バスが路線を廃止するという件で、今後も北部の方で交通弱者の人が出てくると思うのですが、それに対してグランドビジョンみたいなものはお持ちでしょうか。

【市長】

新たに協議会が設置されて動いています。少し中長期的な時間をかけて、地元調整もありますので性急にというわけにはいきませんけれども、やっぱり基幹となる黒字採算がとれる路線を神姫バスにやっていただく一方で、そこに自力や協力、共助という形で人が集まってきて利用していただけるような形にもっていきたいと思っています。そういうのも含めて描ければというのが今年度の大きな課題です。基幹となるメインのバス路線に向けてどう人が寄っていくかということです。それが自転車なのか、かこタクシーなのか、くるりん号なのか。効率よく効果的にできればと思います。

(記者)

人口が密な南部にはかこバスも走っていますが、北部にかこバスをもっていくという動きに、今後あり得ますか。

【市長】

これからの検討です。上荘のほうでは、ご存じのくるりん号が順調に基準を超えて動き出しました。あのような形とか今回のかこタクシーとかからまず始めていってです。かこバスも補助金を投じていますので。ちゃんと走らせて利用があるところであれば走ると思うのですが、そういったことも含めての検討が必要です。

 

以上

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