加古川市国際交流協会 青年海外派遣
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7 歌を披露してくれて、その姿に胸がいっぱいになり、涙が溢れました。私たち日本人も自分たちの「伝統と文化」を大切にしなければいけないと気づかされました。今後、マリンガを訪れることがあれば、また子供達に会いたいに行きたいと思います。 楽しみにしていたホームステイでは、加古川市の観光大使で元Jリーガーの三都主さんのお宅にお世話になりました。三都主アレクサンドロさん一家は6人家族ですが、偶然にも私のホームステイ期間と日本からサッカー留学に来ている男の子達のホームステイ期間が重なっており、最初はお互いにとても緊張していましたが、話をするうちに緊張がほぐれていき、家の中は毎日とても賑やかでした。最終日のフリータイムには朝から市場に連れて行っていただきました。搾りたての新鮮なオレンジジュースや、初めて食べた熱々のパステウは本当に美味しかったです。その後、私がサッカー好きだということもあり、地元のサッカースタジアムにも連れて行ってくださいました。残念ながらスタジアムの中は見学できませんでしたが、ホストファミリー全員とスタジアム横でダンボールを使って芝滑りをしました。滑り下りる途中に大きな穴が開いていて全員がそこにはまってしまい、泥だらけになったのも良い思い出です。また、4人の子供達は日本語を習っているため日本語を話せるのですが、標準語を話すので私の関西弁が通じず「ほんまや」「なんで?」と言うと面白がって真似る姿がとても可愛かったです。ホームステイでの4泊5日は本当に短く、あっという間でした。温かく迎え入れて下さった三都主さん一家の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。加古川にも行ってみたいと話されていたので、その際は私が加古川を案内できたらと思います。今回、青年海外派遣に参加したことで、日本とブラジル、加古川市とマリンガ市の深い関わりを学ぶことができ、生まれ育った加古川についても知る良い機会になりました。この経験を通して、自分の目で見て感じることの大切さに改めて気づき、海外で働きたいという気持ちがますます強くなりました。そのために、語学はもちろん世界の歴史や文化を学び、コミュニケーション能力も向上させていきたいです。 最後に、加古川市国際交流協会の皆様、ブラジルでお世話になった皆様に感謝するとともに、加古川市とマリンガ市の交流のさらなる発展を心からお祈りいたします。貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。

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