加古川市国際交流協会 青年海外派遣
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6 団員レポート 私のブラジル見聞録 TADA多田 SAYUMI紗弓 父に「ブラジルに行ってみんか?」と言われたのがきっかけで青年海外派遣事業を知りました。マリンガ市が加古川市の姉妹都市だということは知りませんでしたが、私は大学で語学を学んでいることもあり、短期語学留学などを通してもっと多くの国を自分の目で見てみたいと思っていたので迷わず参加を決めました。ブラジルはサッカーが強い国というイメージが強く、日本の反対側にある国ということでどんな国なのか全く想像ができなかったので、最初はとてもワクワクしていました。しかし出発が近づくにつれ、食事は口に合うのか、治安は大丈夫なのかといった不安が大きくなっていきました。海外へ行くのは今回で5回目でしたが、24時間のフライトは初めてで、身体にはとてもしんどかったです。でも、偶然機内でブラジルの有名なスポーツ選手の方々と会うことができ、写真を撮ってもらったり話をしたりしたことで、ブラジルの人達のフレンドリーな人柄に触れることができ、ブラジルがとても楽しみになりました。 ブラジル到着後は、サンパウロとアラカジュを訪問した後にマリンガに行くというとてもハードなスケジュールでしたが、それぞれの土地でしかできない貴重な体験をさせていただきました。アラカジュからマリンガへ向かう際、飛行機が5時間遅れ、到着が深夜になったにも関わらず、大勢の方々が私達を温かく迎えてくれました。マリンガでは初日から移動が多く、ハードなスケジュールでしたが、目にするものや口にするものは全てが初めてで、自分の世界がまた一つ広がったと感じました。また、車で移動する際に、レストランや街の至る所で「Kakogawa」という文字を目にして、とても不思議な感覚でした。マリンガで最も印象に残っていることは、日本語学校訪問です。日本語を勉強するだけでなく、日本の伝統と文化を非常に大切に思ってくれている子供達が一生懸命に日本語の劇や

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