加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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7 リの歴史や文化などに関する興味深い展示物をたくさん見ることができて、ニュージーランドについて理解を深められた時間でした。私の中で最も印象に残ったのは、ゼロ戦が展示されていたことです。もうすぐ戦争は終わるだろうと思ったニュージーランド人の整備士がこれ以上一人も犠牲者を出さないために、わざとゆっくり修理したと聞いて、やはり平和を願う気持ちは世界共通だったのだなと思いました。 表敬訪問では私は挨拶をする役割がありました。日本語で挨拶をしている時もしっかりと聞いてくださって、皆で歌を歌った時も皆さん最後まで笑顔で聞いてくださったのがとても心に残っています。ニュージーランドの方の温かさに触れた一日となりました。 8月15日(木) 富田 桜子 授業体験ではバディのグレイスと一緒に日本語と数学の授業を受けました。日本語は道案内の授業でした。私が道案内の出題をして、グレイスは私が話す日本語を一生懸命聞き取っていました。普段より三倍以上遅く話しましたが、グレイスは聞き取り辛そうな顔をしていました。その時、普段私が聞いている授業の英語も現地の英語とは比べ物にならないぐらいゆっくりなんだろうなと思いました。数学の授業では翌日のテストに向けての自習でした。みんなが自習をしている間、先生はゴルフクラブを持って素振りをしていました。シーンとした中でゴルフのクラブが床に当たる「ゴッ」という音が響くというなんとも不思議な教室の中で私はグレイスと自習の合間おしゃべりをしたことが印象に残っています。先生も生徒もあまり時間を気にしていないようでした。私は「5分前行動をしないの?」と衝撃を受けました。日本と全く違う自由な雰囲気に羨ましさを覚えた1日となりました。 8月15日(木) 原 泰也 今日は、ラザフォード・カレッジに行きました。まず初めに、向こうの生徒さんに、歓迎のあいさつのハカを披露していただきました。間近で見たので、とても迫力がありました。そのあとに、僕が代表として、あいさつをしました。ただ原稿を読んだだけだったのですが、ラザフォード・カレッジ留学生担当のミリアム先生に、とてもほめてもらえて良かったです。 そのあとは、デレクというバディに連れて行ってもらって授業を受けました。僕が受けたのは、日本語と数学でした。日本語は僕の母国語ですから、その授業はもちろん簡単でしたが、デレクや彼の友達らがわからなくて困っている姿をみると思わず笑ってしまいました。ただ、外国人はどういった形で日本語を勉強するのかわかったのは、今後のためになりそうで良かっ 授業体験 オークランド博物館にて「ゼロ戦」

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