加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
38/41

36 団員レポート(引率) ニュージーランドで大きな一歩! 氷丘中学校教諭 大橋 愛香 第29回目の加古川市中学生海外派遣団に引率教師として同行させていただきました。派遣生10人のうち、8人は初めての海外。それぞれ不安な気持ちはありましたが、それよりも新たな出会いや、異なる文化に触れることへの期待感の方が大きいようでした。派遣生一人一人が、ニュージーランドで挑戦したいことを胸に、日本を出発しました。 オークランド市内の観光の中で、一番印象的だったのは、オークランド博物館の見学です。マオリ族の歴史や、生息する動物、そして戦争について学習しました。現地ガイドの方が、とても丁寧に説明してくださったおかげで、貴重な時間になりました。熱心に話を聴き、展示品の写真をたくさん撮る派遣生の姿を見て、その国の歴史や文化を正しく知ること、目で見て心で感じることが「理解する」ことに繋がるんだなと改めて感じました。 派遣生にとって、このニュージーランド滞在で大きく心に残っているのは、ホストファミリーとの出会いとラザフォード・カレッジでの2日間の学校体験だと思います。現地のコーディネーターの方が派遣生たちに、「あなたたちは、お客さんではありません。ホストファミリーの方々は、あなたたちを家族の一員として迎える準備をしています。」と話されていました。そして、「ここでは、自分で考えて行動しないと、誰も与えてはくれません。」と何度も繰り返されていました。自分が分からないことは、分からないと言う。して欲しいことは遠慮せずにして欲しいと言ってみる。正しい英語じゃなくても、『伝えようとする気持ち』が大切。いよいよ派遣生たちの挑戦が始まりました。 オークランド博物館で見た「ゼロ戦」 絶景のマウントイーデン

元のページ  ../index.html#38

このブックを見る