加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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34 団員レポート 私のニュージーランドでの日々 白陵中学校 吉岡 歩乃果 私が加古川市が中学生海外派遣事業を実施しているのを知ったのは締め切りのたった一週間前でした。元々短期留学に興味を持っていたのですが、ホームステイに現地の学校訪問など多彩で魅力的なプログラムに惹かれ、私は意地でも行きたいとすぐにとびつき、バタバタと申込書を出しました。結果は合格。結果を知ったのは部活の試合場だったにもかかわらず泣いて喜びました。それから出発までは特に不安は感じず、ただまだ見たこともないニュージーランドの景色を想像し、期待を膨らませていた日々でした。 長い時間をかけ、いざ着くと広がっていたのは、たくさんの英語表記の道路標識や看板、広告、どこまでも続く牧草地帯の緑、バスの車窓から切り取られた様々なニュージーランドの景色1枚1枚がどれも初めてで新鮮でした。 現地では、オークランド博物館見学や市役所の表敬訪問、学校訪問、ハミルトンでのホビット村観光など数えきれないほどの素敵な経験をさせてもらいました。その中でも、博物館と学校でみたマオリの踊り、ハカを披露してもらったことの印象が強く残っています。人と人とが一体となり全身で士気をあげようとする熱い姿と迫力に最初は圧倒され、声が出せませんでした。そして自分たちの熱意を表現するのに一生懸命になろうとするのを見習いたいと強く感じました。また高台から見えた、虹とともに映るオークランドの緑、海、街とが調和した景色と、夜に部屋の窓から覗いた南十字星が美しかったことをよく覚えています。 散歩中に撮った景色 マオリの生徒と

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