加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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33 も易しい単語で教えてくれて、英語で会話することの楽しさがわかりました。数日すると会話にも慣れてきて、少しずつ聞き取ることができるようになってきました。最初はイエスかノーしか言えなくても、短い文なら口に出すことができるようになり、嬉しかったです。 学校体験では私と同世代の学生たちと一緒に授業を受けたり食事をしたりで、またホームステイとは違ったドキドキがありました。バディのラヘルは明るく私によく気を配ってくれました。ラヘルの友達との交流も、新鮮でいい経験になりました。授業風景なども、日本とは正反対と言っても過言ではありませんでした。テストのときも自分の必要なものを取りに行ったり、チャイムと同時に全員が終わりの挨拶をするのではなく、自分の課題を終えたら荷物を持って教室から出て行ったりしました。それを見て驚きを隠せなかったです。バディもそんな私を「何かおかしいの?」というような目で見てくるので、当たり前の違いを感じました。バディともっと英語で話したかったという心残りがあります。この2日間、日本とニュージーランドの違いを実感できた体験になりました。 学校訪問の2日間が終わると、次の日からはずっと楽しみにしていたホストデーでした。1日目のホストデーの時は私のホストマザーがショッピングモールに連れて行ってくれました。みんなの前で英語を喋ったことがなかったので、私がマザーと会話をするのを聞かれて、少し緊張して車の中なのにカチンコチンになっていました。ホストデーの2日間は、あやかとほのかと一緒に行動する2日間で、割と自由でしたが、システムの違いなどに戸惑うことが多かったです。その晩は、私が日本から持って行ったお味噌汁と白ご飯を出しました。とても喜んでもらえたので嬉しかったです。ホストデー2日目の夜は、お別れの最後の夜だったので、布団に入ると寂しくなりました。朝を迎えて、支度をしているとホストマザーの娘のザリアが私に抱きつき「行かないで」と言ってくれたのが嬉しかったけれど、ホストファミリーと別れるのはとても辛かったです。本当に帰りたくない気持ちでいっぱいでした。また行きたい!そう思える素敵な国でした。 バディと理科の授業中 図書館にて

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