加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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32 団員レポート 体験に勝るものはないと体感した10日間 別府中学校 宮平 和穂 飛行機の中から見えたニュージーランドは、緑がいっぱいの島でした。11時間のフライト。とてもしんどいものではありましたが、朝日がとても綺麗で、それを超える感動がありました。ニュージーランドと日本の時差は3時間、あまり時差ボケは感じなかったけれども、やはり異国。雰囲気の違いに圧倒されました。聞こえてくる言葉はほとんど英語。たまに中国語や韓国語なども聞こえてくる、まさに多国籍国家でした。ホストマザーと対面した時は、英語が本当にわからなくて、何回も心が折れそうになりました。どう表現したらいいのかが分からない、頭の中で文章が上手く完成しない、合っているのか分からない、自分が思ったように英語を喋ることはできませんでした。自分の力不足に何度も辛い思いをして、毎日毎日晩になると電子辞書を使って表現できなかった単語を調べていました。そのため、その単語を使えた時に伝わったことがすごく嬉しく、「よし、もっと頑張ろう」と自分を奮い立たせることができました。晩御飯はグランマの家に食べに行くことが多く、とても優しいグランマとグランパが、私にいつもよくしてくれました。みんな人柄がすごく良く、私が洗い物をしていると、「和穂はいい嫁になるよ」と笑わせてくれたりもする楽しい家庭でした。グランマには日本料理が好きな兄がいるらしく、日本料理の味噌についてよく聞かれました。ただ、グランマの英語はゆっくりだけれども難しく、私には上手く聞き取ることができなかったです。何回も何回も「ワンスモアプリーズ」と聞いてしまったことが悔しかったです。グランマもそんな私を理解してくれて何回 ホストファミリーと ホストファミリーが渡してくれたお弁当

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