加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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30 団員レポート 英語圏で過ごす楽しさと大変さ 別府中学校 三谷 透生 僕はこの海外派遣でたくさんのことを学び、感じました。まず、僕は言葉の壁にぶつかりました。ホストファミリーと過ごす時に、最初は本当に困りました。夕食の時に家族で会話しているけど、何を言っているか全く分からないし、「僕はこの場所で生きていけない。」とまで思いました。自分が今まで習ってきた中学英語とは全然違うし、イントネーションやスピードも全く比にならないほど速くて聞き取れなかったのです。「単語、単語は聞き取れるけど頭が追いつかない。」みたいな状態でした。けれども、時間が経つにつれて、少しずつ慣れてきました。それに、ホストブラザーが気さくに話しかけてくれたので打ち解けることもできました。ホストファミリーとはいろいろな話をしましたが、英語の先生になりたいという僕の将来の夢を話した時、ホストファミリーになぜ英語の先生になりたいのかと聞かれ言いたいことが上手く口からでなくて、「英語が好きだからです。」としか言えず、とても悔しい思いをしました。その時、こんな状態の僕が英語の先生になりたいと言っていいのかと後ろ向きなことを思ってしまいました。でもよく考えてみると、この海外派遣中に英語でたくさん話すことが、自分の夢を叶える1番の近道なんだと思いました。それからはホストファミリーとたくさんコミュニケーションをとりました。また、言葉でつまずいた分、スポーツや音楽、芸術などが世界を繋ぐというのは本当なんだと感じることができました。スポーツをしている時は、言葉を使わない、だから気負わず本気で楽しむことができました。ニュージーランドでは、ラグビーが有名でテレビでオールブ ホストマザーと みんなで食べたフィッシュ&チップス

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