加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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1 世界との架け橋を担う人材となることを期待して 2019年4月、いわゆる改正出入国管理法が施行され「特定技能」という新たな在留資格が新設され、外国人労働者数は今後さらに増加すると見込まれています。 加古川市も例外ではなく、在住外国人は5年前から10%以上増加しており、現在2,900人を超えています。在住外国人の中には、言葉や文化、生活習慣の違いから、日本での生活に困惑し、助けを必要とされている方も増加しています。このような状況において、当協会では、「地域に根ざした国際交流」を推進するため、外国人からの相談に対応するとともに、日本語ボランティア養成講座などボランティアの育成を図り、外国人に対する日本語講座やプライベートレッスンなどの様々な事業を実施しています。 加古川市は、昭和48年(1973年)にブラジル・マリンガ市と姉妹都市提携を締結し、また、平成4年(1992年)には、財団法人加古川市国際交流協会を設立するとともに、ニュージーランド・ワイタケレ市と姉妹都市提携を締結し、地域の国際交流進展のため様々な取り組みを展開してまいりました。なかでも、国際交流に貢献できる人材の育成を目指し、中学生海外派遣事業、障がい者海外派遣事業、青年海外派遣事業を行っています。 中学生海外派遣事業は、29回目となる今回もニュージーランド・オークランド市に10名の中学生を派遣し、友好親善を深めてまいりました。今回の派遣により、派遣生が国際理解を深め、草の根的な国際交流の中心的役割を担う人材になっていくことを確信しています。 結びになりますが、この中学生海外派遣にあたってご理解、ご協力を賜りました保護者の皆さまをはじめ、関係機関の皆様に厚くお礼申しあげます。 令和元年12月 公益財団法人 加古川市国際交流協会 理事長 岡 田 康 裕

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