加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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26 団員レポート かけがえのない宝物 賢明女子学院中学校 松田 彩花 「合格」この2文字が私の平凡だったはずの夏休みを大きく変えることとなりました。私は、まさか自分が選んで頂けるとは思っていなかったので、ホームページで自分の番号を見つけた時、こみ上げてくる嬉しさと同時に不安も押し寄せてきました。しかし、その不安の山は、この貴重な経験を1つ1つ積み重ねることで、幸せの山へと変わっていきました。このような心の変化があったのは、この10日間が私にとってかけがえのない宝物になったからです。私は、この海外派遣を通してたくさんのことを学びました。その中でも素敵だなと感じたことが3つあります。 まず1つ目は、マオリの文化です。ニュージーランドは、移民の国なので、いろいろな国の人がいて、いろいろな文化があります。私は、文化と文化がぶつかり合うのではないかと思っていました。しかし、ニュージーランドは、それぞれの文化を大切に尊重しあう素敵な国でした。私は、いろんな文化が共存していることにも驚きましたが、違う文化が入ってきたにもかかわらず、ニュージーランドの元々のマオリの文化が、しっかりと残されていることと、それを世代に関係なくいろんな人がマオリショーなどの形で伝えていっているということに感動しました。特にマオリショーは、すごい迫力で、ショーが始まったとたん、場の空気がガラリと変わりました。私も自分たちの文化を大切にし、尊重できる人になりたいと思いました。 2つ目は、ラザフォード・カレッジでの授業体験です。日本での私のクラスの中は、全員が日本人で、みんな同じような感じで授業を受けているのですが、ここでは1つの教室の中にいろんな国の人がいて、それぞれに個性が輝いていました。また、私は、まだ「自迫力満点マオリショー バディと

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