加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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25 だんだん耳が慣れてきて、速い英語の中からも分かる言葉がでてくるようになり、家族の会話に入ることができた時は、すごく嬉しかったのをはっきりと覚えています。そしてホストデーの日、日本文化の浴衣などを紹介する時、ホストマザーもホストシスターも私の下手な英語をしっかり聞いてくれて、小さいホストシスターが日本のことが好きになったと言ってくれたことに感謝と感動を感じました。ニュージーランドの方の優しさと温かさに触れて、英語で会話をすること、自国の文化を紹介し相手の文化を教えてもらうことの楽しさに気づき、もっと真剣に英語を勉強したいと思うようになったホームステイでした。 学校訪問で訪れたラザフォード・カレッジの第一印象は「自由」でした。日本の学校の雰囲気とはほぼ真逆で、驚きの連続でした。2時間目の休み時間にお菓子やお弁当を食べる時間があったり、ランチは廊下や階段に座って食べたりしていて、どれもとても新鮮で面白い体験でした。英語に加えて日本語や中国語など、様々な言語が飛び交っていて、多国籍国家だということを感じることもできました。バディのコニーは少しシャイな子だったけど、2日間趣味のことや学校のことなどたくさん教えてくれて、とても優しい女の子でした。優しかったのはコニーだけでなく、ラザフォード・カレッジの生徒さん全員がすごく親切で優しかったです。学校で迷ってしまった時も「大丈夫?」と声をかけてくれて案内をしてくれた子もいました。バディじゃない子でも、授業内容を教えてくれたり、教科書を見せてくれたりしました。普通の観光じゃ絶対にできない貴重な体験であったし、ここでもまたたくさんの人の優しさに触れることができました。 この10日間で私は、文化の違いとともに、たくさんの人の思いやりや親切に触れました。国が違って言葉があまり分からなくても、温かい気持ちはしっかりと伝わってきました。そして、ニュージーランドの素晴らしさにも、日本の素晴らしさにも気づくことができました。本当に素敵で有意義で、大きく成長できた10日間でした。こんな経験ができたのは支えて応援してくれた家族や友達や先生方、ニュージーランドで出会えた全ての方々、引率の福本さん、大橋先生、そして9人の最高の仲間のおかげです。最高の10日間を本当にありがとうございました! あやかちゃんとお揃いのキウィ バディと一緒に授業

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