加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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24 団員レポート 優しさと温かさに溢れた10日間 中部中学校 福原 こと美 私がニュージーランドで過ごした10日間は、不安や緊張が大きかったけれど、それを超える優しさや温かさに出会えた旅となりました。 私が1番不安だったのは、英語が話せるかどうかではなく、聞き取れるかどうかでした。不安は的中で、ホストマザーと初めて対面した時、本当に何を言っているか分かりませんでした。簡単な質問にも動揺して、答える文も頭の中に浮かびませんでした。話したい気持ち、挑戦しようとする思いはあるのですが、そもそも何を話しているのかが分からなくて、最初はどうすることもできませんでした。誰か友達やお客さんが来る度に、ホストマザーは私を紹介してくれるのですが、その時、「こと美は英語が話せないの。」と言われました。それは優しさと分かっているし、実際そうなのですが、とても悔しかったです。でも、どの人もゆっくりと私が聞き取れるように話してくれたし、時にはジョークで笑わせてくれることもありました。何度聞き返しても嫌な顔をされたことはありませんでした。初日にホストマザーが、ここは私の家であり、貴方の家でもあるんだからねと言ってくれた時は、こんな優しい人のお家にホームステイをすることができるのかと思い、不安と緊張が少しずつ解けていきました。ホームパーティ-中、私があまり英語が話せなくて自室にこもってしまった時も、「折角なんだから文化交流を楽しもう、皆も貴方と話すのを楽しみにしているよ。」と言ってリビングに連れ出してくれたこともありました。ホストマザーには、本当に感謝の気持ちしかありません。 とてもかわいいホストブラザー スカイタワーから最高の景色

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