21 が、同じバス停から乗る韓国人の男の子がいて、その子がいつも私を助けてくれました。そのバス停には3路線のバスが停車するのですが、間違えないように乗るバスを教えてくれたり、降りたバス停から学校に行くまでの間に話しかけてくれたり、雨が降っていたら傘をさしてくれたり、とても親切にしてくれて本当に感謝しています。バスの中ではたくさんの生徒が日本の授業で聞く英語の2倍速ぐらいで話していました。何日かしてくると、速い英語に耳が慣れて話していることがだいたい分かってきて「今日のテストの勉強あまりしてない」「気になる男の子がいるけど、どうしたらいい?」など言語は違うけれど、話していることは日本の学生と変わらないなあと面白く聞いていました。最初はバスに乗ることがとても不安でしたが、日が経つごとに、とても楽しいバス通学となりました。 派遣団のみんなと過ごした中で、一番楽しかったのは9日目のホビット村観光の日でした。ホビット村は映画そのもので、とても美しかったです。観光の後、ガイドの依子さんがアイスクリーム屋さんに連れて行ってくださいました。私は8月13日が誕生日だったので、誕生祝いに福本さんと大橋先生から4個のアイスをプレゼントしてもらいました。ニュージーランドのアイスは日本のアイスとは少し違ってすごく美味しかったです。濃厚なんですが、食べた後に爽やかさが広がり4個でも食べられる美味しさでした。その日はとても寒く、風が吹く中でみんなでアイスクリームを食べました。みんな震えながらも、おいしそうに食べていた姿は一生忘れません。 ニュージーランドで過ごした日々は、夢のように一瞬だったけど、とても鮮やかで私の中に確かな手応えとして残る特別なものとなりました。 一生忘れない体験を共に過ごした仲間たち、現地の方々、家族、国際交流協会の皆様に感謝しています。 本当にありがとうございました。 バディと一緒に ホビット村で
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