加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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19 てしまうような迫力があり、魅了されました。日本とは全然違う文化を知る良い機会でした。バディのアリシアは、同級生とは思えないほど大人っぽくて、自分が幼く感じました。でも、日本語を話すアリシアはすごく可愛くて忘れられません。アリシアはすごく優しくて将来は音楽の先生になりたいというぐらい音楽が大好きな子で、話していてすごく楽しかったです。休み時間には韓国人の男の子や日本に住んでいた女の子が話しかけてくれました。学校生活が日本と全然違うはずなのに、不思議と馴染めている自分が変な感じでした。お弁当も、私がいつも学校に持っていっている物とは違っていて、すごく新鮮でした。 ホストファミリーと別れた19日。2日間英語しか喋っていなかったので、日本語を喋ったときは日本語を話す相手がいることに喜びを感じました。 20日はロード・オブ・ザ・リングのロケ地であるホビット村に行きました。日本にいるときからずっと楽しみにしており、映画の風景が目の前にあったときは信じられない気持ちでした。そのツアーが終わると、昼食を食べ、アイスクリーム屋に行きました。ニュージーランドのアイスは一つ一つが大きくてすごく種類がありとても美味しかったです。でも、季節は冬で、しかも外で食べたので、すごく冷えました。あの寒さの中で食べたアイスの味は、一生忘れません。21日は、空港の中で派遣メンバー10人おそろいのピンクのTシャツを買って、帰国しました。 私は、このあっという間に過ぎていったニュージーランドでの10日間の生活で、英語は、正しい文法や正しい発音よりも、伝えたいという気持ちさえあれば伝わるということを感じました。また、ニュージーランドで出会った人々がよく「ありがとう」と言っているのを聞きました。日本人よりも自分の気持ちをストレートに表現することは、とてもすごいし、素敵だと思いました。人生では一瞬かもしれない10日間ですが、一生の宝物になった海外派遣のおかげで、英語力はもちろんのこと、私自身の殻を破ることができた体験になりました。これからは、英語力を今よりも上げていき、今回よりもスムーズに会話ができるように頑張っていきたいと思います。 最後になりますが、快く送り出してくれた家族、協力してくれた先生方、友達、福本さん、大橋先生、そして10日間一緒にすごしてくれた9人の仲間に感謝します。ありがとうございました。 バディと ホビット村で

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