加古川市国際交流協会 中学生海外派遣
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17 優しさと愛情を感じました。日が経つごとに耳が慣れ、ホストマザーの言葉も聞き取れるようになってきました。 ホストデーには、ホストマザーとビーチに行ったり、ホストシスターと3人でショッピングモールに行ったりしました。夜には、3人で映画を観ながら、楽しくまったりとした時間を過ごしました。お別れの時は、何度も私を抱きしめてくれました。日本から来て、英語も十分に話せない私に優しく温かくしてくれたことや、一緒にご飯を食べたり、映画を観たりしたことは、私にとってかけがえのない宝物です。 また、ニュージーランドに行って驚いたことがあります。それは、色々な国の人がいるということです。ラザフォード・カレッジでは、色々な国の人が仲良く笑い声が飛び交う中で授業を受けていました。休み時間になると、英語だけでなく、様々な言語が飛び交います。国籍や肌の色、文化が違っても何の隔たりもなく笑いあっていることが素敵だと思いました。私もバディとすぐに仲良くなれたし、授業が一緒だった人も私に優しくしてくれました。そして、色々な国の人がいる中でも、「マオリ」というニュージーランドの先住民族は、とても大切に守られていました。博物館やラザフォード・カレッジで見たマオリの伝統的な踊り「ハカ」は、迫力がありすごくかっこよかったです。ニュージーランドの人達は、自分達の伝統に誇りを持ち、その伝統的な文化を、みんなで守っていることがすごいと思いました。 私は、この海外派遣でたくさんの人の温かさに触れました。日本から来て、上手に英語を話せない私に、ニュージーランドの人は優しく接してくれました。そのおかげで私も、堂々と自分らしくでき、心の底から楽しむことができました。生まれた国や話す言葉が違っても、人は繋がることができると知りました。ニュージーランドで体験したことや、学んだことを私のこれからの成長に繋げていきたいです。そして、この体験が私のスタートとなるようにしようと思います。最後に、この派遣事業に携わり、私を支えてくださったすべての人に感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。 マオリのハカ バディと一緒に

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