第5次加古川市男女共同参画行動計画
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5 6 市民意識調査からみる現状と課題 令和元(2019)年に実施した「加古川市男女共同参画に関する市民意識調査」の結果からみる現状と課題の概要は、次のとおりとなりました。 調査の概要 調査地域 加古川市全域 調査対象 市内在住の満18歳以上の男女(令和元(2019)年11月1日現在) 標本数 3,000人 抽出方法 住民基本台帳から年齢階層別に無作為抽出 調査方法 質問紙法(無記名自記式)、配布・回収ともに郵送 調査期間 令和元(2019)年11月22日~12月13日 対象者数 有効回答数 有効回収率内訳(率) 3,000 (100%) 1,162 (38.7%) 全体 女性 男性 無回答 1,162 (100%) 672 (57.8%) 487 (41.9%) 3 (0.3%) (参考)前回調査 平成26(2014)年実施 対象者数 有効回答数 有効回収率内訳(率) 3,000 (100%) 1,245 (41.5%) 全体 女性 男性 無回答 1,245 (100%) 666 (53.5%) 514 (41.3%) 65 (5.2%) (1)男女の平等観などについて 「男女共同参画社会」という言葉を「知っている・聞いたことがある」と認知している人は69.8%と、前回調査とほぼ同じ割合となっています。一方、「ジェンダー」(*4)の認知が25.4ポイント増加して75.9%、ハラスメント関連の言葉の認知が90%を超えています。また、「セクシュアル・マイノリティ」(*5)は77.8%が認知しています。(図1) 男女の地位に関する平等感については、「社会全体で」、「平等」と回答した人の割合は12.9%となっており、男性が優遇されている(「男性が優遇」と「やや男性が優遇」の合計)と感じている人は71.6%です。また、男性は19.3%が「平等」と回答したのに対し、女性は8.3%にとどまり、男女間の意識の差がみられました。前回調査とどちらもほぼ同じ結果となっています。(図2) (*4)ジェンダー:社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」、「女性像」があり、このような男性、女性に基づいて社会的に要求される役割のこと。 (*5)セクシュアル・マイノリティ:性のあり方が、社会的にマイノリティ(少数者)であることにより、さまざまな不利益を被っている人のこと。身体的な性、性の自認、性的指向により、人それぞれに異なる。

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