第5次加古川市男女共同参画行動計画
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9 図6 DVを受けた経験 図7 DVの被害に合ったときの相談 調査結果からの考察・今後の取組方針 DVは大きく身体的暴力、精神的暴力、性的暴力、経済的暴力、社会的暴力に分類でき、そのうち身体的暴力については、依然として、ある程度の割合で被害経験のある人がいます。精神的暴力については、DVと認識している人が比較的少ないですが、一方で、他の暴力に比べて受けた経験がある人が多いという結果になっています。DVは重大な人権侵害であり、また、犯罪となりうる行為で、決して許されるものでないことを周知し、誰もが互いを尊重し合い対等な関係でいられるよう、暴力の根絶に向けて意識啓発に取り組む必要があります。DVの被害にあったときの相談について「無回答」の割合が高く、被害者自身がDVを受けている認識が薄いということや、DVだと感じられなくなっている状況もあるとうかがえることから、引き続きあらゆる機会を通じてDVに対する正しい認識の普及・啓発を進めていく必要があります。 DVの被害にあったときの相談先として、「市・県の相談窓口」や「警察」の割合も増加しているものの現状では「家族」や「友人」が中心となっています。また、相談先がわからなかった人や相談しようと思わなかった人もあることから、被害の潜在化を防ぎ早急に解決を図れるよう、相談窓口の明確化や専門機関の情報提供、安心して相談できる環境整備に取り組む必要があります。 5.2%13.2%3.8%1.4%17.7%63.9%10.3%1.3%2.9%1.8%1.9%18.7%20.6%66.3%71.0%0.0%20.0%40.0%60.0%80.0%100.0%全体(N=445)男性(N=155)女性(N=288)相談した相談したかったが、だれ(どこ)に相談してよいかわからなかった相談したかったが、相手からの仕返しが怖くてできなかった相談しようとは思わなかった無回答19.8%86.6%85.9%91.3%81.6%87.3%81.9%89.2%64.6%5.8%5.7%5.9%5.9%5.7%5.9%5.4%10.2%2.1%4.4%2.1%2.6%0.4%2.5%1.8%0.4%0.7%2.9%5.9%5.6%2.6%9.9%4.7%8.0%2.8%2.5%91.2%91.0%5.6%5.7%6.0%0.0%20.0%40.0%60.0%80.0%100.0%ア.命の危険を感じるくらいの暴行を受けたイ.医師の治療が必要となる程度の暴行を受けたウ.医師の治療が必要とならない程度の暴行を受けたエ.いやがっているのに性的な行為を強要されたオ.見たくないのに、ポルノビデオやポルノ雑誌を見せられたカ.何を言っても長期間無視され続けたキ.交友関係や電話・メールを細かく監視されたク.「だれのおかげで生活できるんだ」 と言われたケ.生活費を渡してくれなかったコ.大声でどなられた何度もあった1~2度あったまったくない無回答(N=1,162)

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