第5次加古川市男女共同参画行動計画
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8 (2)配偶者等からの暴力(DV)について DV(*8)の認識度について、「暴行を受けた」という身体的暴力については「DVだと思う」との回答がいずれも80%台後半と高い割合になっています。性的暴力についても「いやがっているのに性的な行為を強要された」では85.8%、「見たくないのにポルノビデオやポルノ雑誌を見せられた」では74.1%、また、「生活費を渡してくれなかった」という経済的暴力についても70%以上がDVと認識しています。一方、「交友関係や電話・メールを細かく監視された」という社会的暴力や、「何を言っても長期間無視され続けた」、「大声でどなられた」等の精神的暴力については前回調査と比べて認識度は向上しているものの、60%台にとどまっています。(図5) DVを受けた経験(「何度もあった」と「1~2度あった」の合計)について、身体的暴力では「命の危険を感じるくらいの暴行を受けた」3.2%、「医師の治療が必要となる程度の暴行を受けた」3.3%、「医師の治療が必要とならない程度の暴行を受けた」7.7%で前回調査から大きな変化はみられませんでした。DVを受けた経験が最も高かったのは「大声でどなられた」で30.0%。「何を言っても長期間無視され続けた」、「『だれのおかげで生活できるんだ』と言われた」も10%以上で、このような精神的暴力を受けた経験がある人が比較的多くなっていました。(図6) DVの被害にあったときの相談については、「相談した」10.3%、「相談したかったが、だれ(どこ)に相談してよいかわからなかった」2.9%、「相談したかったが、相手からの仕返しが怖くてできなかった」1.8%となっています。一方、「相談しようとは思わなかった」は18.7%、「無回答」は66.3%で約3分の2を占めています。(図7) 被害にあったときの相談相手(相談先)については、「家族」が69.6%で最も高く、次いで「友人」47.8%、「市・県の相談窓口」17.4%、「警察」17.4%となっていました。 図5 DVの認識度 (*8)配偶者等からの暴力(DV(ドメスティック・バイオレンス)):「配偶者等」とは婚姻関係にある相手方(事実婚を含む)のみでなく、離婚した元配偶者(事実婚にあった者)、生活の本拠をともにする(またはしていた)交際相手も含む。性別は問わない。暴力には、身体的暴力だけでなく、精神的、性的、経済的、社会的暴力も含まれる。 89.3%88.8%86.1%85.8%74.1%65.2%66.6%68.4%71.4%62.0%15.4%24.2%22.7%21.1%18.1%27.4%10.5%10.6%10.7%10.5%10.5%10.7%4.0%3.8%1.1%0.7%10.2%10.1%10.0%10.1%0.0%20.0%40.0%60.0%80.0%100.0%ア.命の危険を感じるくらいの暴行を受けたイ.医師の治療が必要となる程度の暴行を受けたウ.医師の治療が必要とならない程度の暴行を受けたエ.いやがっているのに性的な行為を強要されたオ.見たくないのに、ポルノビデオやポルノ雑誌を見せられたカ.何を言っても長期間無視され続けたキ.交友関係や電話・メールを細かく監視されたク.「だれのおかげで生活できるんだ」 と言われたケ.生活費を渡してくれなかったコ.大声でどなられたDVだと思うDVだと思わない無回答(N=1,162)14.5%22.9%8.3%11.1%30.3%26.2%19.4%40.2%32.7%31.9%43.9%37.8%52.2%21.6%33.6%33.8%19.3%12.9%2.2%41.7%12.8%63.9%27.6%12.4%5.9%3.4%6.4%3.4%4.9%1.7%1.5%3.4%1.0%2.9%1.1%1.4%1.8%0.4%0.8%1.4%14.5%16.4%5.5%14.9%9.0%9.9%13.1%9.2%2.0%1.7%1.8%1.4%1.7%1.4%1.5%1.5%0.0%20.0%40.0%60.0%80.0%100.0%ア.家庭生活でイ.学校教育でウ.職場でエ.地域活動でオ.法律や制度でカ.慣習・しきたりでキ.政治・政策決定でク.社会全体で男性が優遇やや男性が優遇平等やや女性が優遇女性が優遇わからない無回答(N=1,162)

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