加古川市歴史文化基本構想概要版
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■8加古川市の関連文化財群テーマ加古の流れ~川と平地と丘陵に育まれた 自然と歴史~1【基本ストーリー】一級河川の加古川、農村集落、白砂青松の浜辺など、豊かな水と緑と温暖な気候に育まれた加古川は、古くから多くの人々の暮らしが営まれた地域です。古墳群や集落遺跡などからは、この地に積み重ねられてきた先人の暮らしが感じられます。【テーマ区分と主な歴史文化遺産】①ふるさとの暮らしを見守る自然加古川、播磨灘、いなみ野、高御位山②地中に遺る先人の暮らし西条古墳群、西条廃寺、日岡山古墳群、平荘湖古墳群、宮山農村公園、砂部遺跡、東神吉遺跡、美乃利遺跡、溝之口遺跡③播州松めぐり尾上の松・尾上神社、手枕の松・別府住吉神社、浜の宮公園・浜宮天神社④地元の農業にふれあい自然を感じる雑郷の棚田、みとろフルーツパーク・八ツ塚古墳群テーマ宿の賑わい~山陽道の駅、宿、舟運~2【基本ストーリー】加古川は、古くから東西に延びる街道、瀬戸内の海路、加古川舟運といった交通の要衝でした。古代山陽道にはわが国最大規模の賀古駅家が置かれていました。中世には播磨の守護所が置かれ、宿(しゅく)の機能が整いました。そして、近世には西国街道(山陽道)の街道筋の物資集散地として、宿場町が発達し、加古川の舟運に培われた伝統産業の国包建具の生産が始まりました。近代になり、山陽鉄道、播州鉄道、山陽電鉄、別府鉄道の開通、別府港の整備など、時代を越えて交易・交流の拠点として栄え、現代に続いています。【テーマ区分と主な歴史文化遺産】①古代山陽道の駅賀古駅家跡・古大内遺跡②中世の加古川宿本町周辺③近世山陽道の宿場町陣屋、寺家町・篠原町・本町周辺④物流を支えた城郭の名残加古川城跡・称名寺、神吉城跡・常楽寺、野口城跡・教信寺、志方城跡・観音寺、野村城跡、中道子山城跡⑤加古川の舟運と伝統産業加古川渡し跡、国包渡し跡、国包の鉄橋、国包建具、国包常楽寺(神吉城跡)の神吉頼定の墓寺家町の歴史を感じさせる町並み賀古駅家跡みとろフルーツパーク浜宮天神社の加古の浜松行者塚古墳西造出しの復元

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