加古川市歴史文化基本構想概要版
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■10白旗観音寺、尾上神社、八幡神社厄除大祭、鶴林寺太子会式、日岡神社②山に祈り、祀る営み高御位山③社寺が守り伝えるたから鶴林寺伽藍・仏像・絵画、尾上神社銅鐘、平荘狂言、平之荘神社の神輿テーマ水を治める~ため池・用水路と農村文化~5【基本ストーリー】加古川では古くから、暮らしと農業・畜産を支えるためにため池や用水等の開発が行われてきました。その土木技術の発達によって、新田開発や綿作が普及してきました。近代以降の農村では、稲作や畑作だけでなく、畜産業、タオル・靴下産業等の展開による近代化が進みました。古代から近世、そして近現代へと続く加古川の農村社会の展開として、農業や地場産業、水利施設、食文化等は、近代化によって変容したかに思える風景にも受け継がれています。【テーマ区分と主な歴史文化遺産】①ため池と自然が育む営みの場寺田池・明神の森、七ツ池・志方東公園②いなみ野を潤す水利施設五ヶ井用水、平木橋、平荘湖、権現ダム③江戸時代の農村の暮らしを伝える史料大庄屋に関する史料④農村から広がる衣食の歴史文化靴下産業、かつめし、地酒テーマ近代化の風景~赤煉瓦、洋館、近代遺産~6【基本ストーリー】古代から交通の要衝であった加古川では、宿場町と農村が並立していました。近代になると鉄道の開通以降、大規模肥料工場の創業、大規模毛織物工場等の進出が続き、工業を軸とした都市へと変わっていきました。日中戦争から太平洋戦争の時には陸軍の施設が置かれ、その痕跡も各所に残っています。そして、高度経済成長期には、遠浅の海岸を埋め立て大規模製鋼所が進出し、東播磨臨海工業地域の核として発展してきました。【テーマ区分と主な歴史文化遺産】①近代化に導かれた歴史的景観日本毛織社宅建築群、加古川図書館(旧加古川町公会堂)、多木浜洋館②戦争の痕跡戦没者の慰霊、特別攻撃隊慰霊碑、加古川飛行場跡、高射砲道、陸軍航空通信学校尾上教育隊施設跡、空襲の痕跡浜の宮公園の陸軍航空通信学校施設跡多木浜洋館平木橋五ヶ井用水と新井用水の起点日岡神社のトンド

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