令和元年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書
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 りながら、情報モラル教育を推進していただきたい。 ・ESD(持続可能な開発のための教育)の普及はグルー バル化社会の重要な課題である。学校が家庭や地域と連 携しながらエコ活動の更なる推進が求められる。 ⑥「健やかな体」を養 う ○関連事業・実施内容 ・「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を踏まえた改善の実施率が90%(平成29年)、75%(平成30年度)だったものが85%(令和元年度)と増加に転じたことは評価できる。 ・基本的生活習慣の確立を図るうえで、バランスのよい朝食をとることは大事な要素である。毎日朝食を食べる児童生徒の割合が、小学校で94.2%(平成30年度)から95.1%(令和元年度)、中学校で91.9%(平成30年度)から93.7%(令和元年度)へと着実に上昇していることは評価できる。今後も家庭と連携しながらより一層の改善をお願いしたい。 ⑦社会的・職業的自立に向け、必要な能力を育成するキャリア教育の推進を図る ○関連事業・実施内容 ・現代社会において将来の夢や目標を持つことは、児童生徒にとって必ずしも容易なことではないが、プロの職業人の姿に接することは、自己の将来の在り方を考える機会となる。学校、家庭、地域社会での様々な大人との出会いを通して、将来の夢や目標を持てる児童生徒の割合が増えることを期待したい。 ⑧特別な支援や配慮を 要する子どもへの支援の充実を図る ◎個別の教育支援計画等の活用 ・特別な教育支援を必要とする幼児・児童・生徒に対するきめ細かで継続的な教育が求められるなか、すべての対象幼児・児童・生徒に対して個別の教育支援計画等を作成し、各校園ならびに福祉関係機関等で活用している点は評価できる。 ・特別支援教育研修部ブロック夏季研修において、個別の教育支援計画等の書き方について具体的に研修がなされたことで、同支援計画等の作成割合が着実に増加している点は評価できる。 ○その他の関連事業・実施内容 ・特別支援教育に係る巡回教育相談等を実施した学校園の割合が、小学校(89.3%)、中学校(16.7%)、幼稚園(15.8%)で大きな差があるので、その原因を分析して改善につなげていただきたい。 66

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