令和元年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書
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・児童生徒が主体的に学校内外で多様な読書経験を積むことができるよう、学校と中央図書館が連携しながら、一層の工夫をお願いしたい。 ⑤「豊かな心」を育て る ◎道徳教育の推進 ・児童生徒がいのちの大切さや他人への思いやりを実感できるよう、引き続き各校で「特別の教科 道徳」の授業改善に向けて努力していただきたい。 ・学校における教育活動全体を通して行う道徳教育と「特別の教科 道徳」とを効果的に連動させながら、更なる道徳教育の充実を図っていただきたい。 ◎人権教育の充実に関する取組 ・「自分にはよいところがある」と感じている児童生徒の割合が、小学校で89.1%(平成30年度)から85.6%(令和元年度)、中学校で81.7%(平成30年度)から77.8%(令和元年度)とやや低下しているので、その原因を分析し、対応を検討していただきたい。 ・いのちを大切にする気持ちや他人を思いやる心を育むことは人権教育の第一の課題である。各校における人権教育を更に充実させることにより、自他の生を尊ぶ児童生徒の育成を図っていただきたい。 ◎心の絆プロジェクト事業 ・「心の絆宣言」をもとに、児童会・生徒会を中心に自主的な心の絆を深める活動を推進していくことは、子ども達の望ましい人間関係、居場所づくり、仲間づくりにとって極めて重要である。各校の実態に合わせた取組を今後も期待したい。 ◎オリンピック・パラリンピック教育推進事業 ・オリンピック・パラリンピックに関わる講演・体験等を通して、スポーツの楽しさや障がい者に対する理解・ボランティア意識が醸成され、貴重な学びの機会を創出していることは評価できる。 ○その他の関連事業・実施内容 ・小学校時代からスマートフォン等の情報機器を使用する子どもの割合が増えている。小学生を対象にした情報モラル教室、サイバー犯罪防犯教室が全小学校で実施されたことは評価できる。これまで以上に保護者と連携を取 65

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