令和元年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関する報告書
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⑨ 心の通い合った生徒指導の充実を図る具体的な方針最重要取組事項教育アクションプラン2019 記載内容関連事業名・実施内容評価指標(数値目標)担当所属◎「加古川市いじめ防止対策改善基本5か年計画」に基づいた、いじめの未然防止、早期発見・早期対応の取組や、関係機関との連携を推進するとともに、評価検証委員会による検証を経て、計画の改善に取り組みます。 いじめ防止対策評価検証委員会運営事業いじめの積極的認知に対する改善状況(100%)青少年育成課Aいじめの認知件数は令和2年3月末現在1,189件となっており、前年同時期比1.75倍となった。認知に対する教員の意識は高まってきており、早期発見、早期対応に努めることができている。◎小中学校において「学校生活に関するアンケート(アセス)」や「心の相談アンケート」を活用するとともに、「教育相談」を通じていじめや不登校及び問題行動等の未然防止、早期発見・早期対応に努めます。学校生活適応推進事業の推進・「学校生活に関するアンケート」実施(年2回)・「心の相談アンケート」実施(年2回)・「教育相談」実施青少年育成課B事業計画通り実施することができた。学校生活に関するアンケート及び心の相談アンケートとそれに伴う教育相談の結果を市教育委員会と情報共有し、見逃しが無いよう取り組むことができた。学校は、「加古川市いじめ防止対策改善基本5か年計画」に基づき、「いじめ防止対策改善プログラム」を策定し、学期ごとの自己評価や、評価検証委員会からの助言を受けて、検証・評価を繰り返しながら実行します。学校生活適応推進事業の推進・いじめ防止対策取組状況自己点検シート年3回実施・いじめ防止対策改善プログラム年1回の見直し青少年育成課B事業計画通り実施することができた。いじめ対策評価検証委員会にも進捗状況を報告し指導助言を仰ぎながら改善を図ることができた。いじめや不登校及び問題行動等の未然防止、早期発見・早期対応を図るための教職員研修を実施します。学校生活適応推進事業の推進「学校生活適応推進研修会」参加者アンケート評価平均(3.5(4件法))青少年育成課B学校生活適応推進研修は年間9回実施し、すべての研修会の参加者アンケートの評価の平均は、項目1「新たな気づきや学びがあった」が3.56、項目2「今後の教育活動に役立ちそう」が3.57という結果であった。子どもの自殺予防のための取組を充実させ、教職員の資質向上と子どもの心の安定を図ります。学校生活適応推進事業の推進・「自殺予防研修会」参加者アンケート評価平均3.5(4件法)・自殺予防リーフレット配布(小4~中3)・保護者向け自殺予防啓発チラシの配布(全家庭)青少年育成課B研修会参加者アンケートの評価の平均は、項目1「新たな気づきや学びがあった」が3.51、項目2「今後の教育活動に役立ちそう」が3.49であった。また、リーフレットを活用した授業を対象の学年すべて実施することができた。全中学校にメンタルサポーターを配置し、学校生活に不適応を起こしている児童・生徒に寄り添った指導の更なる充実を図ります。メンタルサポート事業の推進「メンタルサポーター研修会」「情報交換会」の開催(年5回)青少年育成課Bメンタルサポータの資質向上に向けた研修会、情報交換会は年間4回となったが、不登校児童生徒の支援の在り方について、研修を深めることができた。不適応を起こしている児童・生徒に対し、小・中学校並びに教育相談センターが連携した組織的な取組を推進します。不登校児童生徒適応指導事業の充実不登校対策推進委員会の開催(年5回)青少年育成課B5回のうち1回を今年度初めて、ユニット別で推進委員会を各ユニットで開催した。その結果、よりたくさんの関係教員が参加することができ、支援の在り方につてより深まりのある会議となった。教育相談センターや少年愛護センターにおける教育相談の充実を図り、児童生徒やその家庭の困りごとや悩みごとに寄り添った支援を推進します。教育相談支援事業の推進相談受理件数に対する終結率(前年度比増)青少年育成課B平成30年度9.0%に対して、令和元年度も9.0%であった。適応指導教室「わかば教室」での基本的な生活や学習の支援の充実を図ることで、不適応を起こしている児童・生徒の学校生活復帰に努めます。適応指導教室「わかば教室」の運営「わかば教室」の通室児童生徒の出席率50%以上青少年育成課B3月は新型コロナウイルスの影響で閉級したため、2月までの出席状況となるが、入級生28名の出席率は51.5%であった。なお、中学3年生15名は全員が進路を確定することができた。体験活動「ピア・スペース」、小集団体験活動「アタック・ゴー」、地域とともに子どもを元気にするプロジェクト「ミニ・アタックゴー」を通して、不適応を起こしている児童・生徒の学校復帰や社会的自立に向けた支援を行います。体験活動「ピア・スペース」、小集団活動「アタック・ゴー」、地域とともに子どもを元気にするプロジェクト「ミニ・アタックゴー」の実施参加者の平均評価4.0以上(5件法)青少年育成課B「ピア・スペース」アタック・ゴー」は、評価点はすべての回で参加者評価は4.0を超えており、年平均でも4.5となった。なお、「ミニアタック・ゴー」は計画通り実施することができなかった。「スクールサポートチーム」を活用して、学校が抱える生徒指導上の諸問題の早期解決に向け、構成員の専門性を活かした助言等を行います。スクールサポートチーム活用事業の充実対応件数の前年度比青少年育成課B学校支援カウンセラー(178件→81件)いのちと心サポート相談員(416件→293件)教育相談専門員(245件→207件)スクールロイヤー(21件→20件)学校安全支援員(18件→5件)学校支援カウンセラーについては要請件数の減少から体制の見直しを図る。いのちと心サポート相談員は担当者の途中退職により対応件数が減少したが、それまでは前年度並みの対応状況である。その他、件数は減少しているが、学校からの要請に即応する体制が取れている。自立支援教室「ふれ愛教室」を継続して実施し、学校復帰や立ち直りに向けた支援を行います。自立支援教室「ふれ愛教室」の充実個別支援計画の目標達成率(80%)青少年育成課B個別支援計画の目標達成率(81%)学校園・家庭・地域及び関係機関との連携・協力を生かし、少年非行の未然防止、早期発見・早期対応に努めます。生徒非行防止対策事業の推進・関係機関が参加する1市2町中学校生徒指導担当者会の前年度と同等の開催実績達成(月1回)・生徒指導担当者会参加者アンケートによる満足度3.2(4件法)青少年育成課B・関係機関が参加する1市2町中学校生徒指導担当者会の前年度と同等の開催実績達成(月1回)・生徒指導担当者会参加者アンケートによる満足度3.4(4点法)個別評価◆ いじめ、不登校及び問題行動等に対する取組の推進◆ 学校不適応児童・生徒に対する指導や支援の充実重点目標評価:B15

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