はじめに 本市では、市民の皆さまが生涯にわたり健康でい きいきと安心して暮らせるよう、市民一人ひとりの 健康意識の向上や主体的な健康づくりを目指す「加 古川市健康増進計画」を策定し、様々な健康課題に 取り組んでいます。 また、国民健康保険の保険者として、平成28年 度から平成29年度までを計画期間とする「第１期 データヘルス計画（保健事業の実施計画）」を策定し、被保険者の健康実態 や特性に応じた保健事業を積極的に展開してまいりました。 しかしながら、特定健診の受診率・特定保健指導の実施率は依然として低 調であることに加え、少子高齢化や医療高度化等による医療費の増大、さら には生活習慣病の予防対策など、重要な課題が山積しています。 そこで、既存事業を見直すとともに、本市国民健康保険の医療や健診結果 等のデータを活用することで明らかになった健康課題に対応するため、平成 30年度（2018年度）から平成35年度（2023年度）までの保健事業の 方向性と実施事業などを示した「第２期データヘルス計画」を策定いたしま した。 本計画に基づき、被保険者の皆さま一人ひとりが、自己の健康に関心を寄 せ、主体的な健康づくりに取り組んでいけるよう、引き続き地域の保健・医 療機関と連携を図りながら、継続的な支援、有効な情報発信を進めてまいり ます。 また、目標に掲げる健康寿命の延伸と医療費適正化に向け、今後も効果的 かつ効率的な保健事業を推進し、さらなる改善に取り組んでまいります。 結びになりますが、計画の策定にあたり、熱心にご審議をいただきました 加古川市国民健康保険運営協議会委員の皆さまをはじめ、貴重なご意見やご 提言をいただきました関係者の皆さまに厚くお礼申しあげます。 平成30年（2018年）２月 加古川市長 岡田 康裕
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