第2期加古川市人口ビジョン
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12 (3)社会動態(転入者数・転出者数) 本市の社会動態の推移をみると、平成7(1995)年は転入者数14,643人に対し、転出者数が10,214人と、4,429人もの大幅な転入超過にありましたが、その後、転入者数は大きく減少し、平成11(1999)年に転出者数が転入者数を上回る社会減となりました。一旦、平成19(2007)年には社会増となり、平成24(2012)年までは概ね社会増が続きましたが、平成25(2013)年に再び社会減に転じてからはその状況が続いています。 社会動態(転入者数・転出者数)の推移 【出典】兵庫県「人口の動き」 ①性別・年齢階級別人口移動の動向 男性、女性ともに、15~19歳の人が20~24歳となる5年間の人口減少が最も大きく、大学等への進学や就職を機にした転出が主な要因であると考えられます。 また、平成17(2005)→平成22(2010)及び平成22(2010)→平成27(2015)でみると、男性では、「20~24歳→25~29歳」、「25~29歳→30~34歳」、「30~34歳→35~39歳」となる各5年間で人口が増加傾向にあることから、大学等を卒業後の就職や転職、結婚等を機にしたUターンの動きがあるものと考えられます。一方、女性では、同年代での人口増加数は小さく、10歳代後半から20歳代前半で転出した後にUターンする人が男性と比べて少ない傾向にあると考えられます。 また、ある階級の人口に対する5年後の人口との差を表す年齢階級別人口移動とは異なり、平成27(2015)年から令和元(2019)年までの各1年間における転入・転出超過数の推移を年齢階級別にみた場合、とりわけ、0~14歳、20~44歳の若い世代、子育て世代の転出が多くなっています。 なお、15~19歳が転入超過となっていることについては、高等学校卒業後に大手製造業等に就職される方の転入が主な要因であると考えられます。 ※年齢階級別人口移動とは、5歳階級ごとに、ある階級の人口に対する5年後の人口との差を表したもの。 H7(1995)H8(1996)H9(1997)H10(1998)H11(1999)H12(2000)H13年(2001)H14年(2002)H15年(2003)H16年(2004)H17年(2005)H18年(2006)H19年(2007)H20年(2008)H21年(2009)H22年(2010)H23年(2011)H24年(2012)H25年(2013)H26年(2014)H27年(2015)H28年(2016)H29年(2017)H30年(2018)R元年(2019)社会増減数4,4291,961422372-90-968-1,191-877-918-427-546-644124-1224339265110-521-699-783-824-935-793-627転入者数14,64312,53111,57310,80510,3619,8828,9619,1758,7818,9868,4748,4618,7158,3918,3698,3408,7118,0027,7447,7327,7907,6947,6237,3717,608転出者数10,21410,57011,15110,43310,45110,85010,15210,0529,6999,4139,0209,1058,5918,5138,3267,9488,0607,9928,2658,4318,5738,5188,5588,1648,2354,429 1,961 422 372 -90 -968 -1,191 -877 -918 -427 -546 -644 124 -122 43 392 651 10 -521 -699 -783 -824 -935 -793 -627 -1,500-1,000-50005001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,0004,5005,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0009,00010,00011,00012,00013,00014,00015,00016,000(人)(人)転入者数/転出者数社会増減数1995年阪神淡路大震災発生2011年東日本大震災発生2008年リーマン・ショック

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