加古川市下水道ビジョン2028
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第6章 具体的施策 73 (2)管渠・施設の機能維持 ① 適正な維持管理 管渠やポンプ場などの下水道施設が安定的に機能するためには、日常の維持管理が重要です。 管渠については、各年度に調査する区域を定め、区域内の下水道管渠の清掃・点検を全面的に実施します。 下水道管渠の閉塞予防や、老朽箇所の早期の発見・修繕により、不明水の流入を抑制するなど、市民生活に支障をきたさないよう維持管理を行います。 ポンプ場については、排水能力が損なわれないよう設備・機器の日常点検を適正に行うとともに、ポンプ場の運転管理業務の受託者との連携を密にし、適切な運転管理に努めます。 ② ストックマネジメントの実践 【管渠】 ストックマネジメント計画では、管渠の老朽化や自然災害といった様々なリスクを考慮して優先順位付けした上で、点検・調査を行い、その結果に基づき既存のストック(資産)が有するリスクと対策に必要な事業量(費用)とのバランスを図りながら、対策が必要な管渠の改築更新を計画的に実施します。 なお、管渠の更新費用は、未整備地区の整備が完了する平成37年度までは年間0.5億円(0.2km程度)、平成38年度以降は年間7.3億円(2.8km程度)とすることで、コストを抑制しながら管渠の健全度を維持します。

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