加古川市下水道ビジョン2028
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第6章 具体的施策 68 2.危機に強い安全・安心な下水道の実現 下水道は、生活や地域の社会経済活動に欠かせないライフラインです。その機能が一時的に止まることがあれば、その社会的な影響は甚大であり、安定した機能維持が下水道事業者の責務となっています。 このため、豪雨や地震などの自然災害や下水道施設の老朽化の進行に対応するために、経営面にも配慮してハード・ソフトの両面から対策を実施します。 (1)災害への備え ① 管渠・施設の耐震化 全ての管渠と施設の耐震化には、長い期間と莫大な費用を要することから、ストックマネジメント計画を実施しながら、被災時に市民生活への影響が大きい重要施設から順次耐震化を進めます。 ポンプ場の土木構造物で耐震性を有していないと診断結果が出ている5施設については、より詳細な耐震診断を行い再度耐震性を評価した上で、耐震補強工事の必要性を判断します。なお、耐震補強工事が必要と判断された場合は、ストックマネジメント計画における設備の更新計画を勘案しながら耐震補強を実施します。 管渠については、ストックマネジメント計画に基づき改築更新を進め、耐震補強を実施します。 【切削状況】 【誘導目地設置状況】

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