加古川市下水道ビジョン2028
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第3章 現状と課題 15 第3章 現状と課題 1.快適な生活環境の創出 市街化調整区域においても、公共下水道整備区域を定め、下水道の普及を進めていますが、未だ整備ができていない区域が残されていることから、平成37年度の概成に向け、引き続き整備が必要です。 また、下水道供用開始区域内における未接続の家庭に対しては、接続を促すための取り組みが必要です。 (1)下水道普及率の向上 本市の下水道普及率は、平成29年度末で91.1%となっており、全国平均値(平成28年度78.3%)と比較して高い値となっています。区域別では、市街化区域は概ね整備が完了していますが、市街化調整区域の普及率※は73.6%となっており、市街化区域と比較して整備が遅れています。 また、農業集落排水や合併処理浄化槽※も含めた生活排水処理率※は、平成29年度末で94.8%となっています。 本市では、市全体の生活排水処理率の向上を目的として平成26年度に、下水道整備を予定していた市街化調整区域の一部を合併処理浄化槽区域へ転換し、公共下水道区域内における未整備区域の早期解消に向けたアクションプランを平成27年度に策定しました。 平成28年度からは、策定したアクションプランに基づき、平成37年度の概成を目指し、従来手法に加え、民間事業者の整備手法を活用した下水道整備を実施しています。 ※市街化調整区域の普及率 市街化調整区域における処理区域内人口/市街化調整区域の行政人口。 ※合併処理浄化槽 し尿や生活雑排水を各戸で浄化処理し、公共用水域へ放流するための設備のこと。 ※生活排水処理率 公共下水道だけではなく、農業集落排水や合併処理浄化槽も含めた生活排水処理施設で処理可能な人口を行政人口で除した率のこと。

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