加古川市水道ビジョン2028
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第6章 具体的施策 78 • 災害時の体制強化 災害時には、多くの人員を必要とすることから、本市上下水道局の退職者に支援をいただく「加古川市上下水道局災害等支援協力員制度」を創設します。 水道事業を熟知する退職者の方々から、水道施設の被害状況の報告や応急給水活動への協力を得ることで、災害時の体制を強化します。 • 水安全計画に基づく危機管理 河川への油流出事故、取水施設への濁水流入及び浄水場の機械故障による浄水処理の不具合などにより、水道水へのリスクを確認した場合は、「加古川市水安全計画」に基づき、適切かつ迅速な対応を行い、水道水への影響を未然に防止します。 ② 住民との連携 • 各家庭での飲料水の備蓄などの啓発 災害発生時の初期対応では、国や地方自治体による「公助」としての応急活動はもちろんですが、市民一人ひとりの「自助」、自主防災組織などによる地域での「共助」が欠かせません。特に、応急給水が開始されるまでの期間は、各家庭での水の備蓄が重要となります。本市では、「自助」としての水の備蓄の必要性について、より一層の周知、啓発を図ります。 ハード面だけでなく、ソフト面でも危機管理対策を進めることで、有事対応力の向上が図られます。 効果

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