加古川市水道ビジョン2028
80/111

第6章 具体的施策 75 管路の更新・耐震化 (2) ① 基幹管路の更新・耐震化 導水管、送水管や口径400ミリ以上の配水管は、漏水や地震により被害が生じた場合、市民生活への影響が大きいため、優先的に更新を行います。 また、老朽化した水道管の更新に合わせて、地震に強い耐震管や耐震性を高める工事手法を採用することで、耐震化も同時に進めていきます。 なお、将来的に水需要の減少が見込まれることから、口径のダウンサイジングも検討します。 ② 配水支管の更新・耐震化 基幹管路以外の配水管の更新は、避難所・学校・病院など重要な施設への管路、緊急輸送道路に埋設された管路など、重要性の高い管路の更新を優先的に行います。 また、道路の新設に合わせた配水管の整備や、今後加古川に架設される新設橋に耐震性の高い水道管を添架するなど、地震などに備え配水管を複数系統化します。 ③ 更新基準の見直し 市内に整備された水道管は1,108㎞あり、今後法定耐用年数(40年)を超える管路が増加していきます。 しかし、法定耐用年数で管路を更新するには、多額の費用と人員を要し、非常に困難であると考えられます。 そこで、法定耐用年数をもとにした現在の管路更新基準を見直し、管路の材質や埋設場所の土質などを考慮した新たな管路更新基準を設定します。 新たな基準により管路更新のサイクルを延長することで、更新に要する費用と工事量が抑えられ、財政面と人員面での負担を軽減します。

元のページ  ../index.html#80

このブックを見る