加古川市水道ビジョン2028
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第5章 これからの水道事業 63 (1)安全で良質な水道水の供給・・・『安全』 水は生命の維持に欠くことのできない大切なものです。水道水を安心して飲用し、利用していただくためには、安全であることが大前提です。浄水処理と水質検査により、安全で安心して飲める水道水をお客さまに供給します。 また、飲料としての味や質に関するお客さまからのニーズも高まってきており、おいしく飲める水道水の供給も求められています。 このように、お客さまからの水道水に対する信頼と満足度を高めていくため、「安全で良質な水道水の供給」を『安全』に関する方針として掲げます。 (2)危機に強く安定供給ができる水道の構築・・・『強靭』 蛇口をひねればいつでも水道が利用できることは、水道事業に課せられた最も重要な使命です。 そのためには、老朽化した管路・施設が原因となる供給停止や自然災害などに備え、浄水場・水源地・管路などの施設を適宜更新し、耐震性を向上させる必要があります。 平常時における水道水の供給と災害時にも市民生活への影響を最小限に抑えるため、「危機に強く安定供給ができる水道の構築」を『強靭』に関する方針として掲げます。 (3)信頼される健全な経営・・・『持続』 節水機器の普及や人口減少により、水需要が減少し料金収入の減収が見込まれる中、老朽化した管路・施設の更新には多額の投資と相当な期間を要します。 今後より一層厳しさが増してくる経営環境の中、お客さまサービスを向上させながら、安定した堅実な経営を行い、将来にわたって水道サービスを持続させるため、「信頼される健全な経営」を『持続』に関する方針として掲げます。 これら3つの方針を実現させるため、目標及び施策を定め、事業を展開します。 施策の体系は次のとおりです。

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