加古川市水道ビジョン2028
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第3章 現状と課題 45 ② 将来を見据えた経営 【アセットマネジメント計画※の策定】 水需要の減少に伴い、今後料金収入の減少が見込まれる一方、施設や管路を更新するためには多額の費用が必要です。 持続可能な経営を行うためには、資産の健全度などの状況を把握することと合わせ、更新資金の計画的な確保が必要となります。 水道資産全体のデータを整理し、重要度や優先度に応じた更新時期を検討した上で、更新需要の見通しや財政収支見通しを反映させて策定するアセットマネジメント計画において、更新需要の平準化を図り、更新に必要な費用と財政収支のバランスが取れた50年間の投資計画を策定します。 アセットマネジメント計画によって算出した投資計画をもとに、今後10年間の具体的な更新計画の投資額を決定することで、財源の裏付けのある更新計画とすることが可能です。 中長期的な視点で水道施設全体の効率的・効果的な管理運営が求められています。 図3.9 アセットマネジメント(マクロマネジメント)計画の実施の概念図 ※アセットマネジメント計画 中長期的な視点に立ち、水道施設のライフサイクル全体にわたって効率的かつ効果的に水道施設を管理運営するために体系化された「ヒト」「モノ」「カネ」に関する実践活動を示した計画。

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