加古川市水道ビジョン2028
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第3章 現状と課題 38 3.信頼される健全な経営 水道事業は、運営に必要な経費を水道料金でまかなう独立採算制を原則として経営しています。事業の運営にあたっては、公共の福祉を増進するとともに、「最少の経費で最大の効果」が得られるように、効果的・効率的な事業運営を図ることが求められています。 持続可能な経営 (1) ① 経営基盤の強化 本市では、高利率企業債の借り換えや民間委託の推進などにより経費削減に取り組むとともに、コンビニ収納やクレジットカード決済といった多様な収納方法を導入し、収納率の向上も図ってきました。経営状況分析の結果は、次のとおりです。 表3.3 経営分析指標※の状況(平成28年度) 経常収支比率など財政状況の健全性を示す指標は良好であり、また供給単価※及び給水原価※がほぼ同じ値で均衡していることから、バランスの取れた経営ができています。 ※経営分析指標 経営の効率性や財政状況の健全性などに関する指標で、経営状況が数値化により客観的に把握できる。 ※供給単価 1m3の水を供給したときの平均収入額。 ※給水原価 1m3の水を給水するために要する経費。 供給単価円/m3155.828/40172.2給水収益/年間有収水量給水原価を上回っていることが望ましい給水原価円/m3155.918/40191.4(経常費用-(受託工事費等+長期前受金戻入)) ⁄年間有収水量低い方がよい料金回収率%100.025/4098.3(供給単価/給水原価)×100100%以上が望ましい経常収支比率%120.75/40109.9((営業収益+営業外収益)/ (営業費用+営業外費用))×100高いほどよい企業債償還元金対減価償却費比率%57.220/4070.9(建設改良のための企業債償還元金/ (当年度減価償却費-長期前受金戻入))×100低いほどよい流動比率%265.325/40472.0(流動資産/流動負債)×100高いほどよい財政状況の健全性備考経営の効率性分類指標の名称(PI)単位算出方法本市指標値順位平均値

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