(1)加古川市子ども・子育て支援事業計画
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-89-から開始する子ども・子育て支援新制度の施行を待たずに、待機児童解消に意欲的に取り組む地方自治体に対して、その取り組みを全面的に支援することとされました。待機児童解消加速化プランでは、平成25年から平成26年を「緊急集中取組期間」として、2年間で約20万人分の保育の受け皿の確保を目指し、子ども・子育て支援新制度がスタートする予定の平成27年度から平成29年度までを「取組加速期間」として、保育ニーズのピークを迎える平成29年度までに、潜在的な保育ニーズも含め、前述と合わせて約40万人分の保育の受け皿の確保を行うことで、待機児童の解消を目指すこととされています。(2)兵庫県の取り組み①ひょうご子ども未来プラン兵庫県では、平成18年に、「一人一人が生命の大切さ、家庭や子育ての大切さを考え、だれもが安心して子どもを生み育てることができる地域社会の実現」を目指して、少子対策の行動計画となる「ひょうご子ども未来プラン」が策定されました。ひょうご子ども未来プランでは、「未来の親づくりへの支援」、「子どもを生み育てることへの支援」、「子どものすこやかな育ちへの支援」、「社会システムの再構築」を4本柱として、総合的な少子対策に取り組むこととされました。②新ひょうご子ども未来プラン平成22年には、女性人口の減少、結婚・子育てに対する若者の意識の変化、子育て中の親の孤立化や深刻な児童虐待など、子育てをめぐる環境の様々な課題に直面している中で、地域団体・NPO・企業・職域団体・大学・市町村等と連携し、地域における少子対策・子育て支援に積極的に取り組むことを目的として、「新ひょうご子ども未来プラン」が策定されました。新ひょうご子ども未来プランでは、①子育て支援制度の充実や働き方の見直しにより、子育て支援環境を整備する、②家庭・地域・職域で共感をもって子どもたちを包む、安心と喜びの子育てを進める、③家族や地域の大切さ、失ってはならないかけがえのないものを次世代につなぐことを3つ理念目標に据え、県内の平成23年から平成27年までの5年間の出生数を24万人とするという目標の下で、様々な取り組みが進められています。(3)本市の取り組み①エンゼルプランかこがわと次世代育成支援行動計画本市では、平成11年に国が「少子化対策推進基本方針」を決定し、この方針に基づく重点施策の具体的実施計画として「重点的に推進すべき少子化対策の具体的実施計画について(新エンゼルプラン)」を策定したのを受け、平成12年に「加古川市児童育成計画(エンゼルプランかこがわ前期5カ年計画)」を策定しました。また、平成17年の「エンゼルプランかこがわ」の中間見直しの年度にあたっては、それまでの施策の取り組み状況を総合的に点検するとともに、平成15年に成立した

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