(1)加古川市子ども・子育て支援事業計画
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-61-9.労働者の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な雇用環境の整備に関する施策との連携少子高齢化や団塊世代の大量退職などによる生産労働人口の減少に伴い、男性を中心とした企業組織の構築・運営が厳しい状況となるなど、人材不足等の問題が顕在化する中で、女性の社会進出や積極的な登用など、女性に対する活躍の期待が高まっています。一方で、女性の社会進出の機会が増え、共働き世帯が増加する状況にあっては、男女ともに一人一人がやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活においても多様な活動を選択・実現し、生きがいや幸せを感じることができるよう、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を社会全体で推進していくことが今後ますます重要となっています。特に、子育て期の共働き家庭にあっては、働きながら子育てを行う中でも、親が子育てや子どもの成長に喜びや生きがいを感じ、子どもの健やかな育ちを実現できるよう、乳児保育や延長保育といった保育施策の充実だけではなく、多様な価値観やライフスタイルを受容できる職場づくりや、男性の長時間労働の抑制、育児休業・短時間勤務制度の確保・充実など、雇用の場においても支援体制を構築することが必要不可欠です。(1)本市での取り組み本市では、平成23年に「加古川市男女共同参画行動計画」を策定し、「男女が仕事も家庭もともに担う社会づくり」を基本目標に掲げ、国や県の関係機関と連携しながら、男女共同参画センターを中心に「男女の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」の理解と普及の促進に向けた取り組みを進めています。加古川市男女共同参画行動計画に基づく主な取り組み計画に基づく関係各課の取り組みの推進にあたっては、庁内で組織する「加古川市男女共同参画推進本部」を設置し、毎年度の取組状況の進行管理を行うとともに、計画的な推進に向けた情報共有及び相互の連絡調整を行っています。また、学識経験者や関係団体の代表者等で構成する「加古川市男女共同参画社会づくり懇話会」を定期的に開催し、施策を推進するための提言や助言を求め、取り組みの充実や新しい施策の立案など、その充実を図っています。・ワーク・ライフ・バランスに関する講座の開催・情報誌やホームページ、フェイスブックなど様々なツールを活用した情報発信・社会保険労務士による労働相談の実施・子育てと仕事の両立や再就職に向けたチャレンジ相談の実施・父親講座の開催・事業主に対する一般事業主行動計画の策定への周知・啓発・中小企業育児休業・介護休業代替要員確保支援助成金や中小企業育児・介護等離職者雇用助成金、相談窓口等の情報提供及び利用促進の啓発

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