(1)加古川市子ども・子育て支援事業計画
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-55-ひとり親家庭の支援にあたっては、母子父子自立支援員を配置し、経済的な問題を抱えた家庭に対しては、各種手当の案内や養育費の確保についての教示を行うなど、各家庭の状況に応じた相談に対応しています。また、母子・父子自立支援プログラム策定事業の実施や、自立支援教育訓練給付金及び高等職業訓練促進給付金・修了支援給付金といった給付金の支給のほか、養育費や就労に関するセミナーの実施や、保育所や放課後児童健全育成事業(児童クラブ)の利用に際しての配慮など、ひとり親家庭の自立に向けた支援を行っているところです。ひとり親家庭への相談及び支援には、専門的な知識及び技能を有する人材が必要不可欠であり、今後、これまでの取り組みを継続し、更なる充実を図るためにも、必要な人材を継続的かつ安定的に確保する仕組みづくりを検討していきます。ひとり親家庭の就労に向けた支援その他ひとり親家庭の自立に向けた支援一方、兵庫県では、ひとり親家庭が抱える養育費、慰謝料問題や、遺産相続問題など法律に関する悩みに対し、専門相談員(弁護士)が、電話または面談により相談を受ける常設相談や、遠隔地の相談実施会場へ赴き相談を受ける巡回相談を実施しているほか、ひとり親家庭の経済的自立と生活意欲の助長を図り、児童の福祉を推進することを目的として、母子父子寡婦福祉資金の貸付制度を設け、事業開始資金、就職支度資金や就学支度資金といった12種類の資金の貸付を行うなど、ひとり親家庭への支援事業を展開しています。就労支援内容母子・父子自立支援プログラムの策定等ひとり親家庭の個々のニーズに対応した自立支援プログラムを策定し、ハローワークと連携しながら就労支援を行っています。自立支援教育訓練給付金適職に就くために必要な教育訓練講座を受講するひとり親家庭の保護者に対して、受講費用の20%に相当する額を給付金を支給しています。高等職業訓練促進給付金修了支援給付金就業に有利となる看護師や介護福祉士、保育士などの資格を取得するため、養成機関において2年以上のカリキュラムを修業するひとり親家庭の保護者に対して、所得の状況に応じて給付金を支給しています。・母子父子寡婦福祉資金貸付制度(兵庫県事業)の受付・ひとり親家庭生活支援事業(養育費や就労等に関する講演会の開催)の実施・保育所の入所にあたっての配慮・放課後児童健全育成事業(児童クラブ)の利用にあたっての配慮など

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