(1)加古川市子ども・子育て支援事業計画
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-12-3.基本目標「子育てをみんなで支えあい、子どもが健やかに成長することができるまち加古川」の実現に向け、本市では、子育て支援を行う上で重要な3つの視点から次のとおり基本目標を設定し、事業計画を進めます。子育てにおいて、子どもの保護者自身が自己肯定感を持ちながら子どもと向き合え、子育てや子どもの成長に喜びや生きがいを感じることができることは、より良い親子関係を形成し、ひいては子どものより良い育ちや健やかな成長を実現するものであることから、基本目標(1)を「親・保護者の視点」に基づく「安心して子どもを生み、子どもや子育てに喜びや生きがいを実感できるまちづくり」と設定します。この「親・保護者の視点」に立ち、子育てに対する不安や孤立感を和らげるための相談体制の充実や、親同士が気軽に交流できる場の充実、安心して子どもを預けられる環境の整備などに取り組んでいきます。子育て支援においては、「子どもの最善の利益」が実現されるよう、子どもの視点に立って教育・保育や子育て支援事業を実施することが重要であり、その内容や水準が良質かつ適切なものであることが求められることから、基本目標(2)を「子どもの視点」に基づく「子どもが心身ともに健やかに育つまちづくり」と設定します。子どもの発達は、乳児期、幼児期、そして学齢期へと、連続性を有するものであるとともに、個人差が大きいものであることから、「子どもの視点」に立ち、子どもが心身ともに健やかに成長できるよう、一人一人の発達に応じた質の高い教育・保育の提供や子育て支援の充実に取り組んでいきます。子どもが健やかに成長することのできる社会の実現には、親・保護者といった家庭のみならず、行政や学校、地域、職域その他の社会のあらゆる人が、それぞれの役割を果たし、相互に協力して子育てを支えていくことが重要であることから、基本目標(3)を「支えあいの視点」に基づく「社会全体で子育てを支えるまちづくり」と設定します。この「支えあいの視点」に立ち、次代の親となる学生や多くの知恵を有するシニアの方々をはじめとする地域の子育てボランティアの発掘・育成や、地域の相互協力の中で行う子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)などの充実を図ります。また、雇用環境の整備等について事業主が策定する一般事業主行動計画の周知・啓発など、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進にも取り組んでいきます。子どもが心身ともに健やかに育つまちづくり基本目標(2)【子どもの視点】安心して子どもを生み、子どもや子育てに喜びや生きがいを実感できるまちづくり基本目標(1)【親、保護者の視点】社会全体で子育てを支えるまちづくり基本目標(3)【支えあいの視点】

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