公共施設等総合管理計画（本編）

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21 （３）劣化状況 本市では、法定点検や自主点検により建築物や設備等の劣化状況を把握し、必要に応じて更新等を実施しています。厳しい財政状況の中、これまでは、安全性を最優先とし、主に耐震補強工事などを実施してきました。 その一方で、屋上の防水や外壁塗装の老朽化が進行しており、雨漏りなどが見られる施設があります。特に建築後30年以上の施設では、構造躯体に影響を及ぼす屋上からの漏水、外壁のひび割れ、鉄筋の露出等も見られ、長期に施設を使用していくためには、速やかな対応が必要な状況です。 下表は1,000㎡以上で建築後30年以上が経過した施設のうち、劣化状況調査を実施している20施設の劣化状況です。ほぼ全ての施設で劣化が進んでおり、特に屋根・屋上からの雨漏りが13施設（②「雨漏り等の有無」の評価が4以上の施設）あり、うち3施設（②「雨漏り等の有無」の評価が5の施設）では常に雨漏りが発生している状況です。外壁は、ほとんどの建築物において仕上材の劣化は見られるものの、漏水まで進行している施設は３施設（⑤「外壁からの漏水の有無」の評価が3の施設）となっています。 また、長期にわたって施設を使用するためには、床・壁・天井といった内部仕上げや設備機器、配管・配線なども含めた更新が必要となります。 【劣化状況】 ※平成24年から平成26年までに実施した劣化状況調査の結果から、建築物の構造躯体に関する項目を抜粋しています。 ※1から5までの評価は数値が高いほど劣化していることを表しています。 躯体西暦和暦地上地下1935S101,452RC造2031231本館1970S456,735SRC造5234443議場棟1970S453,470RC造3011141消防庁舎1982S572,716S造50111111971S461,443RC造30343311972S472,746RC造20343311972S478,433RC造41453311973S481,104RC造20343311976S511,188RC造20343311977S524,481SRC造20244211977S523,407RC造20223311979S541,276RC造20354311979S543,513RC造30343311982S571,240RC造20322311983S582,414S造10342231984S591,376RC造20343311985S601,198RC造20223311985S607,869RC造21343311985S603,820RC造20223311986S612,362RC造2025443②雨漏り等の有無③防水層の破損の有無④仕上材の落下等の有無⑤漏水の有無劣化状況建築年度建築物総面積（㎡）構造屋根・屋上建築物概要階数外壁①亀裂・変形等の有無斎場中央図書館加古川総合文化センター氷丘公民館加古川西公民館つつじ園野口公民館総合福祉会館加古川北公民館環境美化センター日岡山体育館両荘公民館東加古川公民館市民会館少年自然の家勤労会館加古川図書館施設名称市役所