第3期かこがわ教育ビジョン
7/92

第1章 計画の基本的事項 1 計画策定の背景等 本市では、教育施策を総合的かつ計画的に実施するため、中長期的な視点による教育行政の指針となる方向性を示した計画として、平成22年4月に「加古川教育ビジョン(加古川市教育振興基本計画)」を策定しました。また、平成28年3月には第1期計画を振り返るとともに、平成28年度からの5年間を見据えた「第2期かこがわ教育ビジョン(加古川市教育振興基本計画)」(以下「第2期「かこがわ教育ビジョン」」という。)」を策定し、「ともに生きるこころ豊かな人づくり」を基本理念に据え、3つの目指すべき具体的な人間像である「努力する人」「心あたたかい人」「行動する人」の実現に向け、学校園・家庭・地域が互いに信頼しあって連携・協力しながら、子どもの学びや育ちを支え、生きる力を育む教育を推進してきました。 この間、少子高齢化による人口構造の更なる変化や急速な技術革新によるICT*の進化、グローバル化の進展などにより、教育を取り巻く環境は大きく変化しており、教育の在り方についても時代に応じた変革が求められています。 こうした中、国においては、平成30年6月に第3期教育振興基本計画を閣議決定し、超スマート社会(Society5.0)*の実現などの2030年以降の変化等を見据えた上で、第2期教育振興基本計画において掲げた「自立」・「協働」・「創造」の3つの方向性を引き続き継承するとともに、「人生100年時代*」を豊かに生きていくため、生涯にわたる一人一人の「可能性」と「チャンス」を最大化することを今後の教育施策の中心に据えるとされています。 また、兵庫県においては、平成31年2月に第3期「ひょうご教育創造プラン(兵庫県教育基本計画)」を策定し、基本理念を「兵庫が育む こころ豊かで自立する人づくり」とし、「『未来への道を切り拓く力』の育成」を重点テーマに加え、子どもが将来の夢や目標に向かって主体的にキャリア形成と自己実現をめざす取組が進められています。 こうした背景や第2期「かこがわ教育ビジョン」が令和2年度に終了することから、これまでの取組の成果と課題を検証し、改めて本市の教育の方向や目標を定め、その実現に向けて今後講ずるべき施策を示した第3期「かこがわ教育ビジョン(加古川市教育振興基本計画)(以下「第3期「かこがわ教育ビジョン」」という。)」を策定するものです。 1

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る