第3期かこがわ教育ビジョン
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⑩ 誰もが安心できる環境づくり 子どもが安心でき、自己肯定感や充実感を感じられる環境をつくり出すために、子ども主体の絆づくりの場や機会の提供、専門機関や関係機関との連携など、いじめ、不登校及び問題行動等に対する取組の充実に努めます。 【具体的な方針】 ◆ いじめ・不登校・問題行動等の未然防止・早期発見・早期対応 「いじめは絶対に許されない」との危機意識を持ち、学校組織をあげて、いじめ問題等の未然防止や早期発見・早期対応の取組を推進します。 子どもが安心して生活できる「居場所づくり」や、子どもの主体的・共同的な活動を通した「絆づくり」を進めるとともに、人権感覚を養い、社会性や豊かな人間性を育む教育を行い、いじめ問題等の未然防止に取り組みます。 また、いじめ問題等を早期に発見し対応するために、「学校生活に関するアンケート(アセス)*」、「心の相談アンケート*」及び「教育相談」を実施し、子どもの内面理解を図り、いじめ問題等にチーム学校*として組織的な対応に取り組みます。 ◆ 生徒指導体制の充実 少年非行、いじめ、不登校及び問題行動等の生徒指導上の問題に対して、生徒指導担当、不登校担当等の教職員を配置し、学校内連携のもと、問題解決に向けた生徒指導体制の充実を図るとともに、教育相談センター、少年愛護センター等の学校外の関係部署・機関と連携するなど、迅速な問題解決に努めます。 また、学校運営協議会*や「学校園連携ユニット」を活用し連携を深め、定期的な情報交換や協働による連続した指導体制を構築します。 ◆ 子どもの心に寄り添う相談体制の充実 教育相談センターに、いのちと心サポート相談員*、心理相談員、教育相談員及びスクールソーシャルワーカーを配置し、基幹型相談センターとしての機能を発揮するとともに、センター内のスクールサポートチーム*がチーム学校を支援し、児童生徒の問題及び家庭や保護者への支援を行います。また、少年愛護センターに少年相談員を配置し、児童生徒の問題行動に対し、学校園や家庭への支援を行います。52

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