第3期かこがわ教育ビジョン
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Key Word 未来を拓く学びの実現 これからの予測困難な時代を主体的に生き抜くためには、新たな知の創造を目指す必要があります。学習指導要領においても、新しい時代を切り拓き、持続可能でよりよい社会のつくり手として期待される子どもに求められる資質・能力として、生きて働く「知識及び技能」、未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力等」、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性等」の3つの力をバランスよく育むことなどが示されています。 本市の未来を担うすべての子どもに、これからの時代に求められるこれらの資質・能力を育成するために、協同的探究学習*等を踏まえた授業改善を着実に実施し、「主体的・対話的で深い学び*」を実現することができるよう、各取組を推進します。 3 ハートフル Key Word 人権文化の創造 人権教育及び啓発は、様々な教育活動の中心を形成するものであり、子どもを取り巻く人権課題をはじめとして、同和問題、女性、子ども、高齢者、障がいのある人、外国人、性的マイノリティ*、インターネットによる人権侵害など、今なお残る多くの人権課題に市民一人一人が自発的に関わり、自らの問題として捉え、その解決に向けて理解を深めることが重要となります。 同時に、一人一人がそれぞれの個性を持つ多様な存在であるという立場に立ち、互いの多様性を認めたり、人間としての共通性を再認識したりしながら主体的に協働する精神が、これからの社会を変えていく上で不可欠です。 本市において、次世代の社会を担う子どもの人権尊重意識を高め、豊かな人権文化の創造に向けた取組として、学校園・家庭・地域、関係機関、関係団体等と連携を図りながら、感性に訴える人権教育をはじめ、他者との関わり合いや様々な体験活動を通した人権尊重の精神を育む教育や保育を進めます。さらに、教職員が人権課題や人権教育に関する認識を深め、豊かな人権意識を備えた指導力が身に付くよう研修等の充実を図ります。 34

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