第3期かこがわ教育ビジョン
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基本的方向1 地域総がかりの教育の推進 学校園・家庭・地域、また校種間のつながりで育む教育により、子どもの学び や育ちを支えます。 学習指導要領においては、予測困難な社会を主体的に生き抜く子どもの育成に向けて、「社会に開かれた教育課程」、「地域との協働」、「校種間の接続」等のキーワードが記載され、その重要性が示されています。 学校園・家庭・地域の連携として、令和3年度から市内すべての小・中・養護学校において設置される学校運営協議会*を中心に、地域住民との連携・協働を更に進め、持続可能な組織として子どもの学びと育ちを支えます。 また、校種間の連携として、これまでの「中学校区連携ユニット12*」の取組を深化させながら、地域の実情に応じ、小中一貫教育*や学校園連携教育*、ユニット単位での学校運営協議会設置等の取組を行い、12のユニットから新たなユニットの枠組を検討し、一層の充実を図ります。 基本的方向2 子どもの未来を切り拓く力の育成 加古川市の未来を担うすべての子どもの「生きる力」を育みます。 今後グローバル化がより一層進展し、今以上に人、もの、金、情報や様々な文化・価値観が国境を越えて流動化することに加えて、ICT*や人工知能(AI)等の情報技術の急速な発達によって社会の著しい変化が予想されています。これらグローバル化や超スマート社会(Society5.0)*に対応した教育を進める必要があります。 教育を取り巻く大きなうねりの中にあっても、教育の目的は人格の完成を目指すことであることを再確認し、多様性を認め、人権を尊重する子どもの育成を基盤とし、学習指導要領に基づき、子どもの発達段階や多様なニーズを踏まえて、就学前から中学校までの接続を重視しながら、「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」をバランスよく育成するための取組を推進します。また、不登校をはじめ、いじめや問題行動への対応など、特別な支援が必要な子どもの教育的ニーズに応じられるよう、支援の一層の充実を図ります。 28

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