第3期かこがわ教育ビジョン
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▼ 基本的方向4 「学び」が生かせるまちづくり 重点目標 ⑭ 生涯学習の推進と学習成果を生かす地域をつくる ◆ 図書館等を活用した住民の学習活動の推進 成果 各図書館における活動や取組によって、利用を促進し、生涯学習の機会提供を図ることができた。 課題 図書館においては、住民のニーズを把握して一層効果的な事業の展開が必要である。 今後の方向性 図書館においては、多様化する利用者のニーズの把握と事業の工夫に努めながら、読書を通じた学習環境を整え、子どもから高齢者まであらゆる層の利用者の学習活動を支えていく。 ◆ 公民館等を活用した地域の拠点づくりの推進 成果 社会教育推進員・福祉教育推進員*による地域活動、公民館事業による地域の力を活用した地域拠点づくりは一定の成果をあげている。 課題 社会教育推進員・福祉教育推進員活動においては、地域特性により活動に差がある。公民館事業においては、学習したことを地域に還元するための仕組みづくりが課題である。 今後の方向性 社会教育推進員・福祉教育推進員は、地域活動に不可欠な存在であるため、更なる活動の活性化を図る。公民館事業においては、地域の生涯学習拠点にふさわしい事業づくりに努める。 ◆ 人権教育等の社会的課題に対応した学習機会の充実 成果 研修等を通して、地域人材の育成と資質向上に寄与している。また、学校園、家庭、地域のあらゆる場において啓発を図るとともに、継続した懇談会や研修等が、様々な人権課題の解決に向けての学習の場となり、市民全体の人権意識の高揚を図ることができた。 課題 人権研修や町内懇談会、講演等における参加者の固定化、高齢化が依然として課題となっている。 今後の方向性 地域活動を担う人材に対し、人権教育の学習機会を提供していく。また、人権文化センター、男女共同参画センターを人権課題解決に向けた取組の拠点として、人権教育、啓発活動を推進し、更に幅広い年齢層や様々な立場の方々が気軽に参加できるように、研修日時や内容設定の工夫、講師の選定等を行う。 ◆ 地域における身近なスポーツ環境の整備 成果 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のツバル及びブラジルの「ホストタウン」の認定を受け、市内スポーツ団体との連携事業やスポーツボランティアの育成確保のための事業実施など、スポーツをサポートする環境整備が進んでいる。 課題 多様化する市民ニーズの把握と国の動向や社会情勢の変化による対応を踏まえた計画の進行管理が必要である。 今後の方向性 「加古川市スポーツ推進計画」に基づく具体的施策を効果的・効率的に取り組むとともに、今後、変わりゆくスポーツの多様性に対応できるよう各スポーツ団体と連携し、環境整備についても検討していく。また、障がい者スポーツへの理解や普及促進について積極的に取り組む。 24

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