第3期かこがわ教育ビジョン
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▼ 基本的方向3 信頼される教育の環境 重点目標 ⑩ 教職員を支える学校園の組織力の充実を図る ◆ 学校園評価*等を活用したより効果的な学校園の運営 成果 学校園評価に基づいた改善、公表は全ての学校園で行われており、ホームページを活用した周知も増加した。 課題 より多くの市民に学校園評価を発信できるよう取り組んでいく必要がある。 今後の方向性 全ての学校園において、学校園評価結果をホームページで公開する。 ◆ 学校園組織の運営体制の強化 成果 各校園長のリーダーシップのもと、組織的・機動的な学校園運営の実現に向けた取組を推進している。また、主幹教諭等の次代を担うミドル・リーダーの育成についても、充実した研修を実施することができた。 課題 大量退職・大量採用時代を迎え、教員の急激な若返りが進んでいる現状がある。就職氷河期で採用の少なかった40代の層よりも若い年代のミドル・リーダーの発掘と育成及び若手教職員の育成が喫緊の課題である。 今後の方向性 校園長会と連携し、組織的な学校園運営ができるように支援していくと同時に、次世代のミドル・リーダー及び若手教職員の育成を図る。 ◆ 子どもと向き合う時間の確保 成果 「定時退勤日」「ノー部活デー」「ノー会議デー」を実施するとともに、長期休業中の「学校閉庁日」についても広報を行い、学校園・家庭・地域が連携しながら実施した。統合型校務支援システム*を整備し、教職員の校務処理に係るICT*化を進めてきたことで、業務を効率化することができた。 課題 更なる超過勤務時間の縮減が求められているため、統合型校務支援システムの基本機能の使用に留まらず、様々なツールを活用し、校務処理の更なる効率化を進める必要がある。 今後の方向性 教職員が精神的なゆとりを持って、一人一人の児童生徒と向き合える時間を確保できるよう、更なる勤務時間の適正化に向けて継続して取り組む。また、統合型校務支援システムの機能を最大限活用し、校務処理の更なる効率化を支援するために、計画的・継続的な研修を実施する。 ◆ 教職員のメンタルヘルス*の充実 成果 全教職員対象のストレスチェックや産業医による巡視訪問についても計画通り実施し、安全衛生環境の整備に努めた。勤務時間に関する教職員の意識改革も進んでいる。 課題 教職員のワーク・ライフ・バランスについて、更なる意識改革が必要である。 今後の方向性 教職員の勤務時間の適正化について、更に推進するとともに、すぐに相談できる風通しのよい職場づくりや休暇制度を利用しやすい環境づくりを進める。 20

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