第3期かこがわ教育ビジョン
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◆ 高等学校等と連携した適切な進路選択と継続した指導の推進 成果 進路に関しては、定期的に担当者会を開催し、情報共有を図ることができた。 課題 生徒の希望も多様化しているため、個々に応じた進路指導ができるよう情報提供等に努める必要がある。 今後の方向性 進路担当者と委員会が情報共有を密に行い、個々の生徒に応じた進路指導の充実を図る。 重点目標 ⑧ 特別な支援や配慮を要する子どもへの支援の充実を図る ◆ インクルーシブ教育システム*の構築を見据えた取組の推進 成果 「個別の指導計画*」の作成及び活用が図られてきた。また、特別な支援が必要な子どもの教育的ニーズに応じるため、スクールアシスタント*や補助指導員*を配置し充実を図っている。 課題 障がいのある子どもの多様なニーズに対し、人的支援体制が求められている。また、特別な支援が必要な幼児児童生徒の「個別の教育支援計画*」「個別の指導計画」の作成及び活用割合を増加させていくことが課題である。 今後の方向性 特別な支援が必要な子どもの教育的ニーズに応じて支援の充実を図るために、人的支援を含めた教育環境の整備、障がいについての理解、教職員の資質向上を図る。また、特別な支援が必要な子どもの「個別の指導計画」や保護者とともに作成する「個別の教育支援計画」の作成及び活用割合を更に高める。 ◆ 特別な支援に関する更なる専門性の向上 成果 特別支援教育に関する校園内研修や加古川養護学校における公開研修等の受講を通して、障がいの特性や支援の方法について教職員の理解が進んでいる。加古川養護学校等に在籍する医療的ケアを必要としている児童生徒に対して、研修を受講した全ての教員が対応できるようになっている。 課題 各校園内で特別支援教育の推進的立場である特別支援学級担任や特別支援教育コーディネーター*の専門性を高めるために、研修の充実を図ることが必要である。加古川養護学校は、市内の特別支援教育のセンター的機能を果たすために、教職員の専門性が求められる。 今後の方向性 特別支援教育に関する研修の充実を図り、担当教職員の専門性を高める。また、全ての教職員に特別支援教育に関する研修受講の機会を増やす。さらに、加古川養護学校教職員の特別支援学校の免許取得率を高め、専門性の向上を図る。 ◆ 障がいのある子どもたちへの相談・支援体制の充実 成果 全ての学校園において、校園内支援委員会を開催し、全教職員で特別な支援を要する子どもについて共通理解を図ることができている。また、ブロック別交流会や合同なかよし会等を通して、子ども同士の交流により相互理解を深めることができている。 課題 各校園内の相談窓口である特別支援教育コーディネーターの資質向上を図ることが必要である。また、心身障害児(者)連絡協議会との合同事業は事業内容を検討しながら取り組むことが必要である。 今後の方向性 国・県の動向を注視しながら、事業内容の見直しを行っていく。特別支援教育コーディネーターブロック会を通して、保幼小中高の連携を図るとともに、事例検討等を通して更なる研修の充実を図る。 18

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